こんにちは。キャリアコンサルタント夢現塾の鈴木ですニコニコ

 

本日はJCDA受験者向け

 

実技論述対策についてです。

 

 

私が受験をする際にも、論述試験は40点を目標に取り組んでいました。

 

 

多分、多くの受験者様も40点を目標にされているのではないかと思います。

論述試験で40点以上取れば、面接試験は50点で合格です。

 

 

面接試験においても、少し余裕を持って取り組めるのではないでしょうか。

 

 

 論述試験で問われる能力

では、論述試験では、どのような能力が問われるのでしょうか?

私が必要だと感じる能力を挙げていきます。

 

論理的で適切な見立てができるか・

論述試験においては、マニュアル的な部分もあるので、マニュアルに沿った理解力や洞察力を問われます。

 

見立てた内容を簡潔に文章として表現できるか。

試験の解答欄は、それほど広くなく、簡潔に文章でまとめなければなりません。

論旨を捉えて明確に分かりやすく表現できる文章力が問われます。

 

一定時間内に文章化できるか

これが一番難しいところかも知れません。

とにかく時間が無い!!

一定時間内にまとめる解答力が必要です。

解答時間50分は、あっという間で、すべての問いでしっかり書ききるのは容易ではありませんびっくり

 

 

では、設問について見ていきましょうベル

 

 

  問1 事例ⅠとⅡの違いを指定語句を用いてまとめる。

JCDAの試験では、事例Ⅰと事例Ⅱがあり、キャリアコンサルタントの対応の違いにより展開が変わっていきます。その違いを5つの語句を使用してまとめるというものです。

 

 

対応の違いを見分ける視点

対応の違いを見分けるために、次の視点で考えます。

 

×問題解決志向

相応しくない対応の典型として、「事柄」だけに着目し、その事柄だけを改善しようとする「問題解決」志向です。一方的な助言を行い問題解決を急ぐような姿勢もふさわしくないですね。

 

 

〇自己探索支援

相応しい対応としては、事柄のみならず、感情への反映、意味への反映を行い、主訴にかかわる経験を振り返らせます。そしてそこで表れた感情やキーワードに焦点を当てて質問することで、自己探索を促すというものです。

 

 

×一般化対応

また、よくある相応しくない典型例がこれです。相談の個別性を無視して、CCtが予め決めた相談の枠組みで進めていきます。CLの問題を一般化しようとします。

 

 

〇個別化対応

相応しい対応としては、相談者のお話の個別の状況に着目して丁寧に傾聴し、背後にある個々の問題を明確にしていこうとするJCDAのアプローチです。

 

 

事例ⅠとⅡで、どちらの対応をしているかを見ていけば、相応しいか、相応しくないかが分かると思います。


上記に挙げたキーワードが指定語句になっていることも多いので、どんな対応が〇か×か、しっかり確認しておきましょう。

 

 

(解答例)

<先入観・感情・説得・経験・自己探索>

事例ⅠはCLの〇〇な感情を受容せず、CCtの先入観で△△をチャンスとし、CCt★以降ではCCtが予め決めた相談の枠組みに沿って進めていると思われる。CCT★では、今の職を離れるべきではないと説得しており、CLと信頼関係を築けない可能性が高い。

一方、事例Ⅱでは、CCt☆で△△の経験を語らせることで表れた、管理職のイメージについてCCt☆で質問し、CCt☆☆で×××の繋がりを問うことで、自己探索を促し背景を明確化することで、□□□であることに気づく展開になった(ものの見方が変わった)と思われる。

※このような解答が、確実に正解を保証するものではありません。以下、同様です。

 

 

  問2 CCtの対応が、相応しいか、相応しくないか。

事例Ⅰと事例ⅡのCCtの対応について、相応しいか、相応しくないかに〇をつけ、その理由について記述する問題になっています。

 

 

下線部は、問1で、相応しい事例かどうかを判断する根拠になっていることが多いです。

 

 

問1で指摘したCCtの対応について再度述べればよいかと思います。

しかし、注意しておく必要があるのは、下線部の前後の文章の逐語を意識した解答になっているかどうかということです。解答が一般化していないかということですね。CLがCCtの対応によって、どうなったかを指摘しましょう。

 

解答例)

CLの〇〇(逐語の直前)という感情を受容せず、CCtの先入観で△△をチャンスと説得しており、CLと信頼関係を築けない可能性が高いと思われるため。

「〇〇という感情」というように、どんな感情なのか等、逐語を用いて具体的に答えましょう。また、よくあるミスは傍線部の直前にない逐語のセリフを使用してしまうミスです。必ず下線部の直前・直後を確認しましょう。

 

 

  問3 相談者の問題と思われる点

第17回試験から、問3に「全体の相談の語りを通して」というフレーズが付け加えられました。

第16回までは、問4にあったものです。

 

JCDAが考える

「相談者の問題」は、

「自己概念が絡む問題」と考えます。

 

JCDAでは、

自己概念の定義を

「良しとするモノの見方・考え方」と定義しています。

 

そこで以下のポイントを抑えましょう。

 

➀相談者の在りたい姿、良しとしてきたモノの見方

➁自己概念が揺らいだ経験

➂自己概念と経験が不一致となった原因

 

相談者の自己概念がゆらいだ経験の中に、非合理な考え方や抑圧している部分が含まれていることがあります。


何故、自己概念と経験とが不一致になっているのかを考えてみると解答が見えてきます。

 

 

「歪んだ考え、思い込み、抑圧している部分」が見られたら、なぜその思い込みが起こっているのかを考えましょう。


「~の思い込みが問題」だけでは減点となる可能性があります。その背後にある問題も指摘すると良いでしょう。

 

CCt視点のCLの問題の見立ては、厚生労働省の「キャリア形成の6ステップ」の視点から立てていきます。

 

多くは

〇〇〇についての自己理解の不足、

〇〇〇についての仕事理解の不足などですが、必ずそれという訳ではありません。

 

 

内容によっては、周囲とのコミュニケーションや、求められる役割の理解、〇〇の意味の理解、中長期ビジョンやキャリアプランに問題があるかも知れませんね。

 

 

発言全体から、具体的な逐語を用いて上記のような点を記述していくことが求められます。また逐語と問題がしっかりマッチしているかもチェックしましょう。

 

 

さらに、主訴と問題はリンクしていますので、相談者の主訴をしっかり掴むことも大事ですね。



問3の考え方の詳細はマニュアルに記載しましたので、宜しければご覧ください花

 

 

解答例)

CLは、前職では常に第一線で働く信念でやりがいをもっていたが、現場での体験から自信をなくししている。CL〇の「リーダーは技術職がやるものだ」との発言より、リーダーに求められる仕事の理解不足があることだと思われる。また、CL〇〇より、CLは×××に対する思い込みがあると思われ、~から求められている役割についての理解不足や、CL〇より、~としてのスキルについての自己理解不足があることも問題だと思われる。

 

こちらは一例ですが、逐語を抜き出しながら具体的に書く事を意識して下さい。

 

ただ単に、「仕事理解不足」や、「自己理解不足」としてしまうと、この事例の個別のものということになりません。どういう部分が〇〇理解不足なのかをしっかり説明しましょう。

 

場合によって、大きく減点されてしまうことになるので、注意しましょう。

 

 

  問4 どのようなやりとりで面談を展開するか

上記にも書きましたが、以前は、「全体の相談者の語りを通じて、相談者像を想像し」とありました。

 

相談者像とは、

性格的な部分や思考の特徴と考えます。

 

第17回試験から、このようなフレーズが取れ、「事例Ⅱのやりとりの後、あなたらなどのようなやりとりで面談を展開していくか」というシンプルな問いに変わりました。(戻りました)

 

ですが、私は第16回までの、「相談者の語りから相談者像を想像し」というものを考えて解答してもよいと思っています。

 

この段階では、自己概念が揺らいでいる状態であり、自己効力感も低い状態ですから、まずはこれまでの経験をコンプリメントし、最後のCLの発言を傾聴するという流れでいきましょう。

 


そして、どのような肯定的なイメージを作る必要があるかを述べて、それを理由として、目標や方策の提案をするのが自然かなと考えています。

 

 

 問3の問題を解決するためには、どのような目標・方策を設定すると良いかを考えていきましょう。

 

 

目標としては、

否定的なものの見方を、肯定的なものの見方に変えること

非合理的な信念を、合理的な信念に変えること

などです。

 

 

具体的な方策としては、

・振り返りを通して~を整理する支援

・職場のロールモデルに話を聞く支援

・経験、スキルの棚卸による自己理解への支援

・成功体験への振り返りによる自己効力感の向上

 

などがあります。

 

解答例)

CLは管理職の経験がなく、昔の上司との比較だけで「管理職に向かない」と考えていると想像され、固定的な管理職のイメージを変え、CLならではの管理職像を新たに描く必要があると考える。そのため、CLの〇〇という気付きを丁寧に傾聴し、CLが管理職に向き合う支援を行う。そして、同意が得られればCLの△△という経験の振り返りを行い、□□の経験やスキルの理解を促す。これらにより、管理職の打診を受けるかCLが主体的に意思決定できるよう支援したい。

 

どうでしたでしょうか?

論述は面接試験に繋がることも多いです。

 

 

また、論述試験を攻略するには、

 

正しい解答の方法を習得し、

 

「とにかく練習する」炎ということに尽きます。

 

出来れば答案を客観的に見てもらうと良いかと思います。

 

 

練習次第で、得点力は飛躍的にUPしますビックリマーク

 

<before>

<after>

  (私が以前に支援させて頂いた方の結果です。)

 

冒頭でも述べましたが、論述は解答時間が足りません!煽り

 

 

パターン化するのも良くありませんが、CL像をいち早く理解するためには、色々な事例にあたることは大切です。特に過去問はしっかり見ておきましょうビックリマーク

 

 

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