手術前夜 | 明るすぎる闘病日誌

明るすぎる闘病日誌

40歳代で乳がんと大腸がんを経験して感じたこと



過不足ない生き方
Too much spoils, too little doesn't satisfy.

さていよいよ手術のための入院~モグラ

 

手術の前日入院がスタンダードだけど、

前日にあたる日が即位礼正殿の儀の行われる日で国民の祝日扱いとなったため、

前々日に入院することに。

 

中一日、空白の時間が生まれた、

つまり

大腸がんが見つかってから初めて、ゆっくり考える時間ができた。

 

がんが身体の中に見つかろうがなかろうが、

目の前には

いつも通りこなすべき仕事があるし

家事も育児も待ったなし

ゆっくりがんと向き合う時間なんてない。

 

術前検査のために急遽 翌日会社を休まなければならなくなったら、

今日中になんとか処理を間に合わせるだけ

誰かが助けてくれる訳じゃない

誰かが心配してくれる訳でも泣いてくれる訳でもない。

 

2019/10/21 入院日

     医師、麻酔科医師、薬剤師から術前の説明

     歯科受診

219/10/22 点滴のライン取り騒動

     お臍をきれいにして術前最後のシャワー

     お見舞いに来てくれた息子(4歳)が帰り際

   「帰りたくない~ぐすん」と号泣、胸が痛い

 

病棟の就寝時間を過ぎ、

なんで私なんだろう、という思いで泣いた。

病気発覚後初めて、しゃくりあげて泣いた。