今の若い人たちは、そういうことはないと思うが、
僕等の世代のおじさん達は、
パリジェンヌは金髪で青い瞳のお姉さんだと思っている人が多い。
たぶんフランスの名女優カトリーヌ・ドヌーヴさんが
金色の髪をしているからだと思うが、カトリーヌ・ドヌーヴさんは金髪ではない。
黒い髪を金色に染めているだけだ。
また、パリの女性は全てパリジェンヌだと思っている
おじさん達が多いが、パリジェンヌとは生まれも育ちもパリの女の人だ。日本で言うと江戸っ子みたいなもので、男はパリジャンだ。

ヨーロッパは南へ行くほど身長が低くなり、北へ行くほど身長が高くなる。
イギリス人は中間位だと思う。
ジョン・レノンの身長は179cm
ポール・マッカートニーの身長は180cm
ビートルズのメンバーに金髪で青い瞳の人はいない
イギリスを代表する美人は風と共に去りぬのスカーレットオハラを演じたヴィヴィアン・リーだが、身長は160cm、日本の女性と変わらない。
因みにヴィヴィアン・リーの瞳はアイスランドの人達に多いグリーンアイズ(緑色の瞳)
グリーンアイズの有名人はイギリス人ではないが
トム・クルーズだ。
ヴィヴィアン・リーと絶世の美女を争った7人の男と8回結婚したエリザベス・テイラーの身長は157cmで意外と小柄な女性だ。

僕は奥さんと新婚旅行でスペインに行ったが、日本人よりも体格はいいが、そんなに驚く程、背の高い人達ではなかった。
スペイン美人の代表はペネロペ・クルスだが、身長は168cmで日本人の女性よりは高いという位だと思う。
ペネロペ・クルスもそうだが、スペインにも金髪で青い瞳の女性はいない。

イタリア人はそんなに身長が高くない。
古代ローマ帝国の兵士は兜の上に鳥の羽をつけて身長を高く見せないと敵に馬鹿にされてしまうほど身長が低かった。だが古代ローマ人はあの広大な古代ローマ帝国を築いた。
イタリア人にも金髪で青い瞳の女性はいない。

古代ローマ時代、カエサルはローマに南下して来る
ガリア人を追い払いに行く。このガリア人がフランス人の祖先。ガリア人はローマを攻めるつもりはなかった。
肉食だったため森にいる動物たちを全部食べて居なくなってしまったため、食料を求めて南下して来た。
一方ローマ人の主食は小麦のミルク煮と一欠片のチーズだった。カエサルは頭の良い人だったのでガリア人を追い払うがガリア人に小麦を栽培して食べることを教えた。小麦のミルク煮が進化して、イタリアでは
パスタになりフランスではパンになった。

フランス人はアラン・ドロンやジャン・ポール・ベルモンド見れば分かるが金髪ではない。黒やブラウンの髪に、灰色や茶色の瞳だ。
またフランス人の女性はカトリーヌ・ドヌーヴさんやソフィー・マルソーさんを見れば分かるがDNA的に、
お尻と太ももにお肉が付きやすい。スレンダー美人が殆どいない。後藤久美子さんがフランスの男性と結婚されたのも頷ける。

僕は出張でパリに行った時、カフェで朝食を食べていた時、空いている席が少なく2人のフランス人の女性が相席させて欲しいと言ったので、どうぞと答えた。
すると
「ありがとう、何処の国から来たの?」
「日本から来ました。」
「日本!私、坂本龍一好きよ。」
「私も、デヴィッド・ボウイよりもカッコいいわ。」
フランスの女性が見ると、坂本龍一さんはデヴィッド・ボウイよりもカッコ良かったのだ。

金髪で青い瞳の女性は、北欧からロシアにかけて大勢いる。そして北欧の人たちは極端に背が高い。
ストックホルムのホテルのレストランで1人で夕食を食べ、カードで支払いサインすると金髪で青い瞳の若い女性が
「これ日本語?おもしろ〜い。私、日本人を見たのも初めてなの。」
と言った。

食後、僕がホテルのカフェでスウェーデンのリンゴのホットドリンクを飲んでいるとその女の人が隣りに座って
「私、ストックホルムの大学生、バイトでこのホテルのレストランで働いているの。LOVEの日本語を私のノートに書いて。」
と言ってバッグからノートを取り出した。
僕が愛と書いてあげるとその女の人は、これが日本語のLOVEと言って、嬉しそうに見ていた。
その後、彼女が教えて欲しいと言う日本語を書いていってあげて、最後にカタカナでその女の人の名前をかけるようにしてあげた。
その女の人の名前は、アイナ·ユアナラソンと言った

次の日は土曜日だったので、僕のフライトの時間まで
日本語を教えてくれたお礼だと言って、僕にストックホルムの町を案内してくれた。
最後、空港近くのカフェでこんな話しをした。
「ねえ、日本人でスウェーデンの女の人と結婚した人はいる?」
「僕の周りにはいない。」
「スウェーデンの女の人には魅力がないの?」
「そんなことはないよ。でも僕たち日本人はスウェーデンの女性よりも身長も低いし、それに・・」
「そんなこと気にしてるの?私は金色の髪だから黒い髪が美しく見える。私は青い瞳だから黒い瞳が神秘的に見える。スウェーデンの女の人はね、こんな人世界中探しても他にいないわっていう男の人を好きになるのよ。」

僕は仕事と新婚旅行で欧州にしか行ったことがない。
欧州の女性に対して1番大切なのは、その男のオリジナリティと対等に接しようとする姿勢だ。
気落ちすることなど何もない。
黒い髪も黒い瞳もそうでない人から見れば新鮮でもあり神秘的でもある。
肝心なのは相手が持っていない魅力を持つことだ。
欧州の女性に臆せず愛を伝える姿は同じ日本人の女性にも支持されると思う。
若い男の人たち には、どんどんと海を渡り、その国の人たちと堂々と渡り合い、大恋愛して欲しいと思う。