『2番目の悪者』

「考えない、行動しないという罪」
という帯のタイトルに打たれました。
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自分こそが王に相応しいと信じる金のライオン。
森の動物からの信頼が厚い銀のライオンを貶めるためにやったことはたったひとつ。

嘘八百の銀のライオンの悪い噂をながしただけ。

猜疑心が猜疑心を呼び、森の動物たちは銀のライオンを避けるようになる。

 

自分は、ひとつでも噂をこの目で確かめただろうか?
果たして悪かったのは金のライオンだけなのか?

林 木林さんの文が静かに力強く語る。

自分と向き合いたくなる一冊です。