色とりどりのおしゃぶり

 

デンマークの赤ちゃんの口元でよく見かけるおしゃぶり。

日常でも見かけるけれど旅に出るととてもそれが親にとっても大切なのだとわかる。

ぐずる子供にスッとおしゃぶりを入れると結構な割合でぴたっと止まってしまうから。

 

このおしゃぶりとのお別れは子供にとって最初の大きな試練になる。

保育園で知り合ったママ友の1人は「これはある意味依存症よね」と言っていた。

歯が生え始めると歯科医は顎や口内、歯並みに影響が出るからとこのおしゃぶりを止めるよう親にアドヴァイスをするけれど、これがなかなか難しい。

昼間はもう大きいお兄ちゃんお姉ちゃんだからと自分たちで言っているものの、夜眠気が襲ってくる頃にはこのおしゃぶりがどうしようもなく恋しくなる子が多いのだ。

 

歯医者さんでよく見かけたおしゃぶりツリー。

歯医者さんと一緒に自分のおしゃぶりを診察室の中にある紐や枝に吊るして「私、僕はもお大きくなったよ。おしゃぶりは赤ちゃんネズミにあげようね」と言ってバイバイする儀式がある。

この儀式を終えられた子は先生から指輪やミニカー、消しゴムなど小さなプレゼントを2つもらえる。

というのも歯医者さんに行けば必ず小さなおもちゃがもらえるのだ。それが2つとなるから頑張る子も多い。

次にっていう子ももちろんいて、儀式に臨むことを強いたりはしない。

あくまでも自身の判断に任せるのがデンマーク流🇩🇰

 

我が娘はおしゃぶりが苦手でしていなかったのでこの儀式はなかったのだけれど、

おもちゃを2つもらい損ねたと思ったらしく歯医者さんに行く前に「おしゃぶり買って」とねだられたこともあったな(笑

 

 

 

この前街を歩いていたら見かけたおしゃぶりツリー🎄

たくさんの子どもたちがおしゃぶりに願いを込めて

今もまだ毎日のようにネズミの赤ちゃんに届くんだろうな🐭