5|januar

 

 

クリスマスと大晦日にはデンマ-クの料理を口にする我が家ですが

元旦には日本のお節やお雑煮もどきを作ってにわかにお正月を祝います。

 

のんびりとお屠蘇から始まり、ウィ―ンフィルのニュ-イヤ―コンサ-トをテレビ鑑賞しながら

お節とシャンパンをいただきます。

今年は毎年楽しみにしている日本からのお節の代表選手の数の子が間に合わずでしたが

手に入るものでそれなりに意味を持たせて縁起の良い品にしてみました。

凝ったものは何もないのですがお重に詰め、室礼を意識してほんの少し整えるだけでも

十分にお正月を祝う雰囲気は味わえます。

 

コンサ-トのあとは決まって長めのコ-スのある森か街中にある湖畔を一周する散歩に出かけます。

湖畔沿いには途中小高い丘があったり鹿公園の中を通ったり、また湧き水があってそこで給水休憩ができるというもので凡そ三時間のコース。

私たちと同じように食べ過ぎて体を動かしたい家族連れがおおく、すれ違い際に知らない人同士ではありますが『Godt Nytaar! あけましておめでとう』と笑顔で声を掛け合いながら挨拶をしています。

この何気ないコミュニケ‐ションがとてもHyggeに感じます。

あまりの寒さに凍えていた移住直後の私とは違い、ここ数年はこの冷たい澄んだ空気が本当に心地よく感じるようになりました。

 

まだまだ寒く閑散とした景色の中ですが、既に春を感じている木々たちの硬いけれどぷっくりとした蕾を見ることができ気持ちが前向きになります。