不意に玄関のベルが鳴った昨日の午後。
扉を開けると可愛らしいお客様。
しとしと降る雨の中やって来たお隣さんのMeale(メアレ)の掌には白い紙にピンクの細い糸が結ばれた包み。
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M:「ママが今日ケーキを焼いたの!私も作ったのよ。
私の焼いたのも食べてみたい?Cana、食べてみたい?」
私:「これを一緒に作ったんじゃないの?」
M:「あ、これはカカオをザルで綺麗にしただけ。他はママ」
私:「そうなのね。じゃあMealeの作ったものはお家にあるの?」
M「うん、大半はね(大人の言い回しがたまらなく可愛い) でさ、Canaは私が作ったのを食べたいか食べたくないか聞いてるんだけど」
….ちょっと怒った話し方もまた可愛くっって
私:「あー、ごめん、ごめん、食べたい くれるの?」
M:「ママに内緒にできるならいいわよ」
と徐にレインコートのポケットから小さな包みを差し出した。
私「おーーー、ありがとう」
M:「Cana、ママに内緒にできる?本当に出来る?」
私:「なんでママに内緒なの?」
M:「あのね、本当は私の作ったケーキを持って来たかったの。だってこれ私の(小学校)入学祝いのありがとうだから。でもママはママの方じゃないとダメって。
彼女の考えによると(わざわざこの言い回しも面白い!)Mealeも一緒に作ったことになるしママのを持っていきなさいって。
多分彼女は私より上手に出来てると思ってるんだと思う。でも私は私の方が美味しいと思うの。
だからちょっと食べてみてよ。」
もう私のお腹の中は抱腹絶倒
ケーキのカケラを口に入れたけれど笑いを堪えるのにほっぺたが引き攣っていました
私:「美味しい、美味しい
折角だからりんごのムース食べてく?」
M:「素敵 Hyggeな提案ありがとう
でも残念だけど私今からお絵描き教室なの!
Canaが私のケーキを気に入ってくれて満足よ、
私
じゃあこのケーキでHyggeしてね とびきりHyggeな週末を」
とドアを閉めて傘もささずに小走りで帰っていっちゃった。
おしゃまなMeale、只今6歳。