ネズミ取りでは、アンテナを三脚に載せ、道ばたに設置します。
そばには光電式の場合と同じく測定現認係なる警察官がいます。
アンテナから常にレーダー電波を発射して、いつでも測定できる状態にしておく方法もあります。
ただ、それではレーダー探知機を搭載した車は、取り締まりに気付いてしまいます。
そこで、速そうな車が来たときだけ、測定現認係が手元の装置のスイッチを押して、測定を開始するのが一般的なようです。
道ばたに設置されたアンテナから、レーダー電波は車に向かって斜めに発射されます。
斜めからだと、測定値は実際のスピードより低くなります。
そこで、27度とか大きな角度でアンテナを設置するときは、その角度分のプラス補正をします。
車がたまたま車線変更してアンテナに対し0度となったときに測定すると、角度分のマイナスがないのにプラス補正だけしてしまいます。
それが認められて、基礎時代が違法とされる「訴訟棄却」になったことがあります。
レーダー式の測定器は、白黒のパトカーの屋根の横長のパトランプの中央に搭載されることもあります。
スピード違反を見つけたら、ただちにパトカーを発車させて違反者を追いかけてキップを切るのです。