クルマのシートにタバコの焼け焦げをつくってしまったときには、市販のシート補修用キットを使って、自分で直してみましょう。

 

補修キットの種類は大きく分けて2通りあります。

 

1つは素材の布を穴に合わせて切り貼りし、焦げ目の部分に埋め込んで直すもの。

 

もう1つは、キット内に用意されている7~8種類の細かな生地を混ぜ合わせて、シートの柄や色にフィットさせた上で固めるタイプのものです。

 

どちらかといえば、後者のほうがおすすめかもしれません。

 

混ぜるのに時間はかかりますが、仕上がりはきれいになりやすいです。

 

どちらのタイプを使うにしても、時間をかけてじっくり補修することが成功へのポイントになります。

 

ちなみに、洋服などの穴開き補修用接着剤を利用して補修することもできます。

 

穴の開いた部分の周りの焦がしたところをカッターなどで削って、ハサミで短く切ったシートと同じ色の毛糸を、穴の部分に接着剤と混ぜて盛っていきます。

 

それをアイロンやコテで加熱して密着させます。

 

ただし、シートの色はたくさんの色が混ざり合っているので、完全にもとに戻すのは難しいです。

 

限りなく全体に近い色をつくってぼかすようにするか、柄が粗い時には単色ずつ何度も補修しながら重ねるように仕上げます。