創業80年の老舗、
コムタンスープの名店「ハドングァン(하동관)」。
 
ソウルで最も賑わう観光地、明洞に位置するだけに日本人韓国客にも有名なお店。
本店のほかヨイドやカンナムなど本支店合わせて5店舗あります。
 
 
 
明洞本店。
 
 
 
 
コムタンと言えば、
日本の焼肉屋さんでも見かけるメニュー。
大体は牛テールスープですよね。

実はコムタン(곰탕)の”コム(곰)”は
スープ用に肉や魚を煮込むことを意味し、
タンは”湯”、スープという意味です。
 
つまりコムタンはじっくり煮出したスープの総称。
 
部位は限定してはないのですが、
総じて肉をメインに煮込んだスープを
コムタンと呼んでいます。
 
日本でいうテールスープは
”コリ”コムタンと言います。
”コリ(꼬리)”は尻尾のこと。
 
その他にも
牛膝骨を煮込んだトガニタン、
牛頭はソモリクッ、
肢体や内臓はソルロンタンなどと、
部位別に名称を分けています。
 
 
 
 
さて、
”コム”の意味はさておき、
タイトルの”メニューの意味”についてですが…
まずはメニューを見てみましょう。
 
コムタンには
普通13000ウォンと特15000ウォン、
他にその下段、
20コン(공)、20000ウォン
25コン(공)、25000ウォンとあります。
👍マークまでついてます。
 
この店のコムタンはスープは同一、
トッピングの薄切り肉の量によって
価格が違うとのことなので、
”特”より値段の高い”20コン”は
肉が多く入っているんだろうと
今まで漠然と思ってましたが…
 
改めて、
気になる。
20コンの”コン(공)"て何だろう???
 
韓国語で”コン(공)"といえば
ボール、丸…
思い浮かぶ漢字は
公、共、空、功……などなど。
 
 
検索してみると有名店だけに、
私のように気になった人が調べてくれてました。
 
”コン”は丸、つまりゼロ。
 
20コンは価格が20以下コンコンコンとゼロ3つだから、
お店の人が省略してひとまとめに”コン”としたそうな……
 
確かに”コン”はゼロという意味として使います。
でも3つまとめて…というのはいかにも韓国らしい爆  笑
 今度、お店の人に確かめてみよう!
 
みなさんは
すぐに察しがつきましたか?
 


それにしても、
普通よりほぼ2倍の”25コン”には
どんだけ肉が入っているのかしら…??
 
 

こちらが普通(13000ウォン)

肉が以前より少なくなったのでは?

 

 

韓牛だけにこだわったスープ。

この店のコムタンは
牛骨、スジ、赤肉などをミックスした
秘伝のスープだということです。
 

スッキリしていますが、

牛の旨味がはっきり伝わります。

 

こんなに透明で上品なスープなら

ご飯を別にしてもらってもいいかも…

 

 

 

ネギをたっぷり加えて、

うん、
やっぱりご飯とスープを一緒に食べる方が美味しいですね!
 
 
 
そして、
スープ専門店はキムチが決め手!
 
さすが!
大根も白菜もシャキシャキしていて味わい深い。
いくらでも食べられる美味しさ!
このキムチ、買って帰りたい〜
 
 
 
 
数年前初めて食べた時にとても美味しくて、
その後何度か訪問したのですが、
その度、味が違っていて…
スープがぬるかったある日を最後に
しばらく足が遠のいていました。
 
ソウル初めての友人にせがまれて
数年ぶりの再訪でしたが、
来てよかった!
やっぱり美味しい!
また食べたくなる味です!
 
 
 
 하동관명동본점
ハドングァン明洞本店
http://naver.me/GANQMggQ