チャドルパギ(차돌박이)
チャドルパギとは牛バラの薄切り、
正確には肩バラという部位で、
食べ方は”焼きしゃぶ”に近い。
とはいえ、
日本で焼きしゃぶといえば、
ブランド牛のサーロインあたりを
すきやき程の厚みで、熱々の鉄鍋でさっと焼いて
ポン酢やおろし醤油などで食べる
割と贅沢なメニューですが、
韓国では
しゃぶしゃぶよりさらに薄い牛バラ肉を、
網でさっと炙って酢醤油で食べる、
ご馳走というより気楽につまむ焼肉という感じ。
でも最近は物価の値上がりが激しく
お値段は決して気楽じゃないですが...
チャドルパギといえばここ。
サムガッチ(삼각지)にある
「ポンサンジップ(봉산집)」
130g W22000
昨年来た時より、値上がりしていますね。
座るとすぐ生キャベツとコチジャンが出ますが、
その他サンチュやナムル、キムチもでません。
さっとあぶればOK。
薄切りなのでペロリといけちゃいます。
ネギと青唐が入った酢醤油。
このタレが美味しいんです。
脂身のあるバラ肉によく合います。
バラ肉もポン酢も他店と大して違いがないようなんですが、
なぜか断然この店が美味しいんです!
そして、これ!
チャドルマッチャンチゲ(차돌막장찌개)2人前W10000
肉を焼き終わったら炭火に直にのせるという大胆さ。
しばらくグツグツ煮込んだら、バラ肉の脂が浮いて来ます。
これが他では味わえない美味しさ!
チゲを頼んだ人にだけキムチが出ます。
古漬けキムチがこのチゲによく合います。
ところで、余談ですが…
メニューにある"양"は本来ミノのことですが、
その下に”めんよう”と日本語で書いてあります。
めんよう??
めんようってもしや”綿羊”では?!
気になったので、アプリで確認してみるとやはり…
要するに毛刈り用の羊のことです。
あっ!
韓国語で羊は”양”!!
ミノの”양”と同じハングルです。
以前はミノと書いてあったのに、
どうしたことかとお店の人に聞いてみると
値上がりで看板を書き直した際に
看板屋さんが修正してくれたんだとか。
なんというお節介でしょう(笑)
羊の、しかもウール用の羊の肉と間違うのはよくないだろうと、
携帯で”綿羊”の写真を見せながら意味を説明してあげました。
店員同士集まって、初めのうちは笑っていたのですが、
そのうちなんでこんなことになったんだ、担当は誰だと、
大騒ぎになってしまいました。
追求される店員さんのうなだれている姿をみて、
余計なお節介をしてしまった…と、後悔。
日本語訳なんか間違っててもいい…(笑)
チャドルパギはやっぱりこの店が一番美味しいですから。
支店がありますが、是非本店で!
봉산집 본점
https://store.naver.com/restaurants/detail?id=11724751