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チャドルパギ(차돌박이)

 

 

チャドルパギとは牛バラの薄切り、

正確には肩バラという部位で、

 食べ方は”焼きしゃぶ”に近い。

 

とはいえ、

日本で焼きしゃぶといえば、

ブランド牛のサーロインあたりを

すきやき程の厚みで、熱々の鉄鍋でさっと焼いて

ポン酢やおろし醤油などで食べる

割と贅沢なメニューですが、

 

韓国では

しゃぶしゃぶよりさらに薄い牛バラ肉を、

網でさっと炙って酢醤油で食べる、

 ご馳走というより気楽につまむ焼肉という感じ。


でも最近は物価の値上がりが激しく

お値段は決して気楽じゃないですが...

 

 

チャドルパギといえばここ。

サムガッチ(삼각지)にある

「ポンサンジップ(봉산집)」

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1950年代創業したこの店が
チャドルパギを独自の食べ方で提供したまさに元祖。
 
店も当時のままだということで年代物。
明るい時にみると若干傾き、
外観も小物もまるで映画のセットのようです。
 
 
店先で炭をおこしています。

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130g W22000

昨年来た時より、値上がりしていますね。

 

 
 

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座るとすぐ生キャベツとコチジャンが出ますが、

その他サンチュやナムル、キムチもでません。

 

 

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さっとあぶればOK。

薄切りなのでペロリといけちゃいます。

 

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ネギと青唐が入った酢醤油。

このタレが美味しいんです。

脂身のあるバラ肉によく合います。

 

 

バラ肉もポン酢も他店と大して違いがないようなんですが、

なぜか断然この店が美味しいんです!

 

 

そして、これ!

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チャドルマッチャンチゲ(차돌막장찌개)2人前W10000

肉を焼き終わったら炭火に直にのせるという大胆さ。

 

 

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しばらくグツグツ煮込んだら、バラ肉の脂が浮いて来ます。

これが他では味わえない美味しさ!

 

 

チゲを頼んだ人にだけキムチが出ます。

古漬けキムチがこのチゲによく合います。

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ところで、余談ですが…

メニューにある"양"は本来ミノのことですが、

その下に”めんよう”と日本語で書いてあります。

めんよう??

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めんようってもしや”綿羊”では?!

気になったので、アプリで確認してみるとやはり…

要するに毛刈り用の羊のことです。

 

あっ!

 

韓国語で羊は”양”!!

ミノの”양”と同じハングルです。

 

以前はミノと書いてあったのに、

どうしたことかとお店の人に聞いてみると

値上がりで看板を書き直した際に

看板屋さんが修正してくれたんだとか。

 

なんというお節介でしょう(笑)

 

羊の、しかもウール用の羊の肉と間違うのはよくないだろうと、

携帯で”綿羊”の写真を見せながら意味を説明してあげました。

 

店員同士集まって、初めのうちは笑っていたのですが、

そのうちなんでこんなことになったんだ、担当は誰だと、

大騒ぎになってしまいました。

 

追求される店員さんのうなだれている姿をみて、

余計なお節介をしてしまった…と、後悔。

 

日本語訳なんか間違っててもいい…(笑)

チャドルパギはやっぱりこの店が一番美味しいですから。

 

支店がありますが、是非本店で!

 

 

봉산집 본점

https://store.naver.com/restaurants/detail?id=11724751