この間、料理教室で作ったメニューをまとめて紹介します。


まずは
『チジミヌルンジョック/지짐누름적』

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1時間に2品提出しなければならない
”料理の鉄人”風のレッスンにも大分慣れてきて、
綺麗に焼けました。

 

 

野菜や肉、エビや牡蠣、鱈など魚介類に
卵をまぶして焼いた料理をチジミ(지짐)、チョン(전)と言います。

 

日本で韓国料理のジミといえば、

魚介類とネギなどを焼いたお好み焼きみたいな海鮮チジミが
ポピュラーですよね?
 
この「チジミヌルンジョック」も卵をまぶして焼くチジミ料理ですが、
食材の形や色を綺麗に揃えた、祝いの席で振舞われる伝統料理で、
大切な家族の集まりに欠かせない一品ですね。
 



似たような料理に「ファヤンジョック」があります。
こちらが「ファヤンジョック」。
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かなり似ていますよね。
こちらは卵の白身と黄身も厚焼きにして(串の両端)、
それぞれに焼いた食材を串に刺します。
 
 
一方、「チジミヌルンジョック」は
串に刺した食材に卵をまぶして焼きます。
食材はほとんど同じですが、
手順に若干の差異がありますね。



レシピ「チジミヌルンジョック/지짐누름적」

材料(1人前)
牛肉   50g
人参   50g
青ネギ   1本
桔梗の根  1本
干し椎茸  1枚
卵     1個
松の実   少々

小麦粉  少々
食用油  20g
塩    適量

基本タレ
醤油   1ts
砂糖   少々
ごま油  少々
コショー 少々
ゴマ   少々
ネギ    少々(みじん切り)
ニンニク  少々(みじん切り)

下味タレ
醤油   少々
砂糖   少々
ごま油  少々

1 皮をむいた桔梗の根と人参を6x1x0.6cmに切り揃え、塩水で茹でる。
2 青ネギは6cmにカットし塩少々とごま油をまぶす。
3 もどした椎茸も1と同じサイズに揃え、下味タレにまぶす。
4 牛肉は8x1x0.6cmに切って、切れ目を入れて基本タレにつける。
5 フライパンに油をひき、桔梗、にんじん、椎茸、牛肉の順に焼く。
6 串に5の材料と青ネギ刺し、小麦粉、少量の白身を混ぜた黄身をまぶして、弱火で焼く。
7 冷めたら串を外す。





『トドククイ/더덕구이』

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トドクは蔓人参のこと。
あまり日本では見かけない食材ですね。

主に根の部分を食べます。
朝鮮半島では朝鮮人参と形も効能も似ているということで
好んで食べる代表的な山菜。

ナムルにしたり、焼いたり、鍋に入れたりとメニューも豊富です。
その中でも一番美味しい食べ方として人気なのが、
コチュジャンタレの網焼き(クイ/구이)です。




レシピ「トドククイ/더덕구이」
材料(1人前)
トドク(蔓人参)  5本

タレ1
醤油  1T
ごま油 1t

コチュジャンタレ
コチュジャン 1T
砂糖     1/2T
醤油     1t
ゴマ    少々
ネギ    少々 (みじん切り)
ニンニク  1/2個(みじん切り)

1 蔓人参は洗って皮をむき、縦半分に切り、5cmの長さに揃える。塩水につけてアク抜きをする
2 アク抜きした蔓人参の水分を拭き取り、麺棒でたたいて食べやすい硬さにする。
3 タレ1で下味をつける。
4 網を焼いて油を薄く塗っておく。
5 3の蔓人参を下やきした後、コチュジャンタレをまぶして焦げないようにゆっくり焼く。
 
 



『ケランチム/계란찜』
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ケランチムは韓国風茶碗蒸し。

これは食感も作り方も日本の茶碗蒸しとよく似ています。
違いは鰹節のお出汁ではなく、網塩の塩辛で味付けること。

 
 
チム(찜)は蒸し料理のことですが、
食堂などではトゥッペギ(뚝배기)というチゲ用の土鍋で直火焼きするのが定番です。
蒸し焼きという感じでしょうか。
鍋底にほんのり香ばしい焦げ目のついた
ふっくら盛り上がった熱々卵はご飯のおかずにぴったりです。
 




レシピ「ケランチム/계란찜」

材料(1人前)
卵  1個
網の塩辛 10g(汁)

塩   少々
ごま油 少々

トッピング
糸唐辛子 少々
青ネギ  少々
岩茸(なければ椎茸など)

1 溶いた卵に2倍の水と網の塩辛を入れ、濾して、耐熱の器に入れる。
2 蒸し器のお湯が湧いたら1を弱火で15分蒸す。
3 糸唐辛子、青ネギ、岩茸をトッピングする