
★★★★<興収1億95万円、観客動員8万3000人 / 公開2日>
○監督:君塚良一 ○製作:亀山千広、臼井裕詞、種田義彦 ○脚本:君塚良一、鈴木智 ○音楽:村松崇継 ○制作プロダクション:FILM ○配給:東宝
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犯罪者家族の保護
未成年者による凶悪事件が発生した時、
警察が犯罪者の家族を保護する場合がある。
過去の事件で、犯罪者の家族がマスコミから非難され、
自殺したケースが何度もあったからである。
この件について、警察は公には認めていない。
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ここ最近の日本映画においてこれほどの“志”を見せてくれた作品を思い浮かべるのは簡単ではない。
「殺人犯の妹となった少女と、彼女を守る刑事の逃避行。」
このスペシフィックな設定を活かせば、安易に作っても感動的なドラマに仕立て上げることはたやすかっただろう。
にも関わらずこの作品ではとことんリアリティーを追求している。
それは今の日本が抱える病巣を克明に写しだし、観る者の心を掻き乱す。
<現代社会における若年層が抱える心の闇>
<ネット社会にのみ生きる人々の非社会性>
<一見幸せそうな家族の中で進行する愛情の剥離>
想像しえない現実が誰にでも起こりうることを考えると本当に<背筋が凍る>。
しかし、それでもこの作品は訴える。
「人を守るってことは、人の痛みを理解するってことだ」と。。。
誰に観て欲しいという訳ではない。
観て心を痛める人もいるだろう。
だが、それでも希望はそこにある。
第32回モントリオール世界映画祭最優秀脚本賞受賞。
1月24日公開。
▼予告(予告もよくできています。そして本編はその期待を裏切らないです。)
▼「誰も守ってくれない」HP:http://www.dare-mamo.jp/index.html