★★★★☆(
× 4)- 国家の品格 (対訳ニッポン双書)/藤原 正彦
¥1,470 Amazon.co.jp
少し前にはやった本。
タイトルを聞いたことがある方も多いと思う。
ただボクが買ったのはちょっと変わっていて、ページの左側に日本語の原文、右側には英訳が書かれている。
英語の勉強用にと本を探していたので、まさにそのニーズに合致。
読んでみたらこれがまたおもしろかった。
とにかく資本主義がどんなに欠陥だらけのシステムで、侍全盛の時代に日本文化の根幹を成していた『武士道』や『もののあわれ』などの精神の素晴らしさを懇々と説いてくれる
著者だけでなく、もちろんボクも当時の日本を知らないため、いくら当時日本を訪れた外国人の手記などの引用から『侍だけでなく、農民にまでこのような品格があるのは日本だけだ』とか『はかなく散っていく桜に美を見れる日本人の美的感覚こそ世界一である』と言われてもなんだか現実味がない。(嬉しいけどね・・・
)
けど、少なくともこの本が主張する『残念ながら現時点では一番優れていると判断されている資本主義ですらまったく欠陥だらけで、世界はいっこうによくなっていない』という思想には納得できる。
この世界を変える術がなくとも、現世における【普通】を本当にそうなのか、と考え直すことは確かに重要だとボクも思う。
ちょっとカタイ感想になってしまったが、これからも大切にすべきボク達のDNAに潜む日本人としての一面をわかりやすく教えてくれ、何よりもその読みやすさゆえにどの年代の方にもお勧めです。
英語と日本語が一冊になっているこのバージョンは例えば海外へのお土産にもぴったりの1冊ですよ![]()