★★★★☆ (
4つ)
「センス」、その言葉につきると思います。
特に、音楽と画作りにいろいろな発見と感動がありました。
まず、冒頭から雰囲気出してくれます。
ジョーズじゃないですけど、「今から何か起こるぞ!」っていう音楽が心に染みてくるんです。
そして、この映画、ほとんどの場面に背景として音楽を引いているんです。
ハンス・ジマーほど派手ではないけれど、その自然で重厚なBASSとストリングスにドンドン引き込まれていきます。
それと、雰囲気を増長させる背景も印象的でした。
石畳の町並み、歴史を感じさせる重厚な警察署、真っ白な監獄、広大な農場、そして最後の別れのシーンの未来的な駅。
例えば郵便ポストとかでも国ごとになんとなく特徴って出ますよね。
そういったもって生まれた雰囲気っていうか、とにかく映画を構成する各々の「センス」とその「バランス」が抜群によかったです。
似た系統の映画でいうと、「インファナルアフェアー」はとてもアジア的だったし、「HEAT」はとてもアメリカ的でした。
そして、フランス的、ボクにとってはそれがこの映画になりました。
そして、ノンフィクションはフィクションよりもフィクションなものなり、ですね。
良かったです。
『あるいは裏切りという名の犬』 : http://eiga.com/official/aruinu/index.html
