古いケータイを

あたしのじゃない

ケータイを開けてみた


過去を振り返るのは

好きじゃない


けど

時間を重ねることで

同じものから

見えるものが違うんだって


そう思うから

あなたのケータイを


開けてみた



あなたの送った

メールを読んでみた


あなたの前で



壁にもたれかかって

あたしは読んでみた


あなたは

あたしを見下ろしていて



あたしは

それを静かに感じながら


読んでみた



あの時は あたし

ガキだったね


誰にでも

話すあなたが

嫌いだった


同情してほしいだけじゃない


って

心の底で 思ってたの



でも 今になって

読み直すと


支えて欲しかったんだな

って


必死になって

毎日を生きてたんだな

って


思ったの



未だに

実感は湧かないし

これからも

湧かなくていい…


そんなことを言うと

あなたは

どう思うかな…



誰かを支えられるような

人間になりたいな


なんて

ふと 思った