彼の音楽が通じる理由は、自己告白の話法にある。 

大衆の前であれファンダムの前であれ、
またはアイドルの姿であれ、プロデューサーの姿であれ、シュガーは絶えず自分のアイデンティティを告白する。 

大邱(テグ)のアンダーグラウンド出身である彼が、"アイドルラッパー"という皮肉を受けた時のつらい思い、成功後もアーティストとスーパーアイドルの間で感じる混乱まで加減なく表現する。

 自らの存在に対して絶えず疑問を提起し、結論を出し、再び疑問を提起し、彼は時間とともに流れる感情を一つ一つ取り出す。

 "冬、大邱(テグ)で物心のなかった私が/世の中の大きさを測ったりしたの/商業的という家に引っ越した代価は/悪口はぼったくり"と言って私に向った後ろ指を指したり/このように引越しは私に本当に多くのことを残したの/それが好きでも嫌いでも私の人生の中で多くのことを変えたの…(中略)……
それでまた引っ越そうと思うの/アイドルからワンランク上に/夢をつかもうと思って、今回の引っ越しの手がない日はいつだろう/早いうちでほしい("引っ越し")"という歌詞のように、

シュガーはアンダーグラウンド音楽から商業音楽に引っ越しており、ラッパーからアイドル歌手に完璧に転居した。 その多くの苦悩を乗り越えて作られた余裕は、彼をプロデューサーとしてより豊かで有限な感情を表わしているようだ。 

"いつも最高になりたいの/だから焦っていたし、いつも焦っていた/でもね、振り返ってみたら、実はね、私/最高になりたかったのではないみたい('Magic Shop')"という告白のように28歳のシュガーには、もうそんな固い余裕ができた。

思いは伝わる
浸透するね

努力は報われる


悔しさ
憤り
沢山の苦難
けれど負けなかった
不貞腐れることなく邁進した

世界が世間が……といって堕落するのは
誰にだってできる簡単な道

いつまでも誰かのせいにして
世の中を斜めにみたって何も変わらない

どんな環境であれ 必死に走った

そして人に伝える力を持った

たどり着いたのは



最高になりたかったわけじゃないみたい
癒しと力になりたかった
君の悲しみや痛みを消し去りたいんだ

という思い



私達も彼等の悲しみや痛みを消し去る存在になれてるだろうか……

何かあれば非難することばかり
一呼吸置いて 気持ちを思ひ量ることを
忘れずにいたい














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