それだけでも覚えて帰ってください(笑)。
なぜこんな事言い出したかと言いますと。
以下Yahoo!ニュースから引用(太字部分)。
野球評論家の張本勲氏(74)が12日、TBS系「サンデーモーニング」(日曜前8・0)のスポーツコーナー「週刊ご意見番」で横浜FCの元日本代表
FW三浦知良(48)に「もうお辞めなさい」と引退を促す発言をした。これに対し、ネットでは「野球以外語ったらダメ」「カズを侮辱」など批判が飛び交う
炎上となった。
5日の磐田戦で48歳1カ月10日のJ最年長ゴールを決めたカズ。11日に行なわれた熊本戦では9年ぶりの2戦連発が幻に終わったが、張本氏は「カズ
ファンには悪いけども、もうお辞めなさい」ときっぱり。「J2は野球でいうと2軍だから話題性がない」と独特の言い回しでいうと、「若い選手に席を譲って
やらないと。しがみつく必要はないでしょ、これほどの選手なんだから。指導者に」とコメント。ともに出演した山田久志氏も「団体競技だからねぇ」という
と、ゴルフなど個人競技は何歳までもやっていいが「団体競技は起用が難しい」と起用する側からの話をした。
張本氏の発言にツイッターでは、「ガッカリ」「野球以外語ったらダメ」「暴言だ」「カズを侮辱」「J2を舐めた発言も腹立たしい」など批判が飛び交い、話題のキーワードでは張本氏の名前と番組名がランクインした。
引用ここまで。
カズが48歳で現役なことは、いろいろ賛否両論だと思うけど、でも、辞めるかどうかは第三者に勧告されて決めるものじゃないのは自分だってプロの選手だったのだからわかるはず。自分が辞めたくなったとき、プレイできるクラブが無くなったとき。
後進に道を譲れって? いや、カズ以上に使いたい選手にまずなることでしょ?
なぜ若手のためにカズ自ら「わざわざ」自ら身を引く必要があるの?逆に言うとプロってそんな甘っちょろい世界じゃないです。使われない=相応の技術と知識と運動量が無いってことですから。
起用しづらい?使えない、と思ったらベテランでも切って捨てるのが監督の役目です。現にカズだって毎試合スタメン(試合開始から起用される選手の事です、念のため)起用じゃないし、ずっとベンチ外なことだってありましたよ。だからカズの起用は別にお情けでもなんでもないし、チームに貢献できるから使われているだけのこと。
要らないならクラブが戦力外通知する、そこは野球と同じでそれだけの話。それをカズが受け入れるか他のクラブを探すか、ってだけ。張本氏がどうこう口出す話じゃない。
そもそも、カズ見たさに横浜FCの試合を観に行く人も確実にいるわけで(ここにも一人)、クラブだってボランティアじゃなし、その経済効果をも評価してるわけ。
そう、J2=二軍じゃないんです。
でもJ1より下でしょ?何が違うの?って思うかもですけど、野球の二軍とは確実に違う点は、J2のクラブは「J1の控え選手を集めているところ」ではないことです。
野球の二軍はファームリーグといって一軍に入れない、怪我などで調整してる選手がプレイするところと決まっていて、ここで活躍すると一軍に上がれる。
そんなわけでファームリーグはセパリーグの球団が運営してます。
一方、J2は一つ一つがれっきとした独立クラブ。横浜FCは断じて横浜Fマリノスの二軍チームではないのです。そして、J2からJ1(逆も然り)への「移籍」はありますが、野球の二軍のようにハイ明日からキミJ1ね!キミは要らないからJ2ね!というわけには参りません。最低1年間か半年~(期限付き移籍というやつ)かでの契約なので。
野球に例えるならリーグの(成績)上位チームから下位チームへ移籍する、みたいな感じでしょうか。
そして、サッカーのJ2が二軍と一番大きく違う点、それはクラブそのものがJ1に昇格する事を目指してやっているので、選手はもちろんサポーター(野球で言うファン)の気合いが全然違う。なので観客動員数も全然違う。
(つーか、調べたけどファームリーグ、観客動員数発表してないですよね。二軍の観客動員数なんてどうでもいいのかも)
なので、張本氏の感覚だと、ぱらぱらとしか観客がいなくて、それも、みんな暇つぶしか、散歩の途中でよっただけ、単に弁当広げるため、みたいなのばっかりなイメージだったんでしょうけど、J2でも千葉や磐田のようなJ1経験クラブ、熱心なサポの多い松本(今季からJ1昇格)なんかはほぼ毎試合席も埋まり、すごい熱気ですよ。ただそれをマスコミが報道しないだけ、なんです。
ところで、サッカーに興味ない人はそんなのどうでもいいしどっちでも変わりないよ、と思っても、そういうのをわざわざコメントしたり、ブログに上げるのはやめてね、って思います。逆に、自分の好きな物を興味の無いひとから「そんなのどうでもいい」って言われるのはどう思います? W杯の時もかなり「自分サッカー興味ない」アピール激しい人が多かったのですが、興味ない事は黙っているのが賢明ですぞ。
張本さんにも言いたいですけどね!どうせJリーグなんかどうでもいいんでしょ~。ならほっといて!
「終わりなき夜に生まれつく」
アガサ・クリスティー原作のドラマ版。ジュリア・マッケンジー主演のミス・マープルもの、ですが……。
実は原作には本来マープルは出てこず、大人の事情でマープルものにしたかったのでリメイク、ってとこでしょうか。
原作は未読です。
以下ネタバレ全開で書きますので知りたくない方は視聴後にドゾー。
あと、場面は入れ替えて書いてたりしますので、必ずしもストーリー順に書いてはいません。これはこれの後ですよとかいう野暮なツッコミ無しで。
前半流し見だったんでいろいろ伏線見逃してるんですけど、要約すると、あんまりお育ちの良くない、だけどわりとイケメンで誠実な男マイクが、世界各国に不動産アリ、という、財産がっつり持ってる(そして両親は既に他界といういかにもお約束な)かわいらしいお嬢さんエリーと運命の出会いを果たし、とーぜん、金目当てと言われるも、なんだかんだと周りの反対を押し切って結婚。でもマイクは自身の出に引け目があるのか意外と控えめで、そんな野心家には見えない。実はマイクは学生時代にスケートをしていたとき、氷が割れて溺れた友人ピートを救えなかったというトラウマがありました。ピートの兄ロビーも居合わせているのですが、おろおろしてるだけで何もできず……。
この出来事がどういう伏線になるのかわかるのはエンディングにて。
また、エリーとの結婚を考えたときに(金を無心に)母親に会いに行っていますが、あからさまに母息子関係、悪いの見え見えなケンカ腰の会話。これも重要な伏線。
あともう一つ、母との会話でマイクが結構とんでもない奴なのがさらっと語られる(意外と忘れるこの伏線)。
二人が新居に選んだのはずっと目をつけていた、いわく付き(呪いがあるとか変なおばあさんに因縁付けられる)の土地で、そこにあったふっる~い魔女の家みたいな屋敷を壊して、学生時代からの友人で新進気鋭の建築家(でも病気で死期間近)ロビーに、土地柄には不似合いなモダンな家を建ててもらう。結局エリーのお金で自分の夢を叶えてるし、そこは結構アッサリ認めてます、マイク。エリーに出会った事で人生が輝きだしたとか言ってるし。
だがしかし順風満帆かと思われた結婚生活は滑り出しから散々。リーばあさんの嫌がらせ、金を無心して来るエリーの義母(財産の相続権は無いのでエリーからお小遣いという名目でたかるしかない)の度重なる来訪や、エリーの世話役のグレタといういかにも悪女な、でもエリーと気持ち悪いくらい仲良しの女性が来て、エリーを心配するあまりマイクと言い争いまで……。
エリーはマイクがグレタと仲良くならないのも気にかかるし、学生時代のトラウマからまだマイクが逃れられていない事を心配する。でも貴女!人の心配してる場合じゃなくってよ!(笑)
女は年取るとやっぱり、ピンと来るよね。マイクとグレタ、最初の出会いからして、マイクの様子が変すぎる。怪しい女をエリーに近づけたくない、んじゃなくて、ああこれは、惚れたな、と。
でもこの勘は斜め上にハズレます(どう斜め上なのかは後ほど)。
前半はマイクとエリーのラブロマンスと呪いの屋敷についてとかいろいろ伏線が張られまくるだけで、話が急展開するのは結構後の方。
マイクがエリーの管財人と話してる最中に、エリーの心臓に問題がある事が語られ、ミステリ好きなら「あ、これエリー死ぬ(殺される)わ」って気づくんですが、その通りで、エリーは趣味の乗馬の最中に落馬のショックが原因と思われる死を遂げます。でもマープルが居合わせて、あることに気づく。
そして傷心のマイクとグレタは大接近。やっぱりね、と自分にんまりしたが、さらにそのあと裏切られるんだな、これが。
マイクは遺産整理の関係で渡米、それと前後してエリーの乗馬仲間のクラウディアが死に、行方不明だったリーばあさんも石切り場の池に落ちて死んでいるのを発見される。二人の死で真相に気づいたマープルはマイクの家に駆けつける。
と、先にロビーが今にも死にそうになってマイクの家に来ていた。グレタが応対すると、どうしても伝えたい事があるというのだが、マイクは遅くならないと帰ってこない。
手紙があれば預かるというグレタに、書いてきていないというロビー。そこでマイクの書斎に入らせてもらい、何かを書こうとするのだが、万年筆のインクが出ない……。
これがロビーが弟の死の真相を知る伏線に!
もしインクが出て、普通に伝言を書けていたらそのままロビーは何事も無く家を後にしていたはずだから。
書けるものを探して引き出しを開けたロビーは、古い腕時計を発見する。
そこで彼は何もかも気づいてしまうのでした。マイクのとんでもない裏切りに……。
場面変わり、マープルがマイクを探して屋敷をうろうろしていると、マイク登場。
そしてマープルが真実を語りだす。マイクがエリーを全然愛してなかった事、グレタとはエリーと出会う前から関係があったこと、エリーをカプセル入りの青酸カリで殺したこと(クラウディアの死はその準備の副産物で起きたとばっちり。可哀想に。でもそのおかげでマープルがトリックに気づく)。
そして結局……グレタをも。
マープルはマイクの言葉尻でそれに気づき、彼を置いて二人がいつも密会していた森の中の秘密の小屋に急ぎます。ですが、やはり彼女が危惧した通りの最悪の結末でした。
実はマイクの元に古い新聞の切り抜きが送られてきてたんですね(記憶曖昧だけど、管財人からじゃなかったかな)。写真の背景に、グレタとマイクが二人でいるところが写り込んでいるという。つまり、グレタとの出会いは、エリーとの前!!!しかも、エリーとの運命の出会いをお膳立てしたのは、グレタ!!
これにはやられたー!と思った(笑)。
エリーは親切ぶった世話係グレタに、まんまと騙されたというわけです。つまり、自分の男を、金持ちの女と結婚させ、財産を相続したあと、女を殺し、自分が傷心の彼を慰めて急接近という名目で再婚しよう(世間を欺くために)って、そもそもがグレタの計画だったのでした。ところが、グレタとの関係がバレたと知ったマイクは「キミも危険な女だ」と言って、アッサリ始末。
しかし、他の作品とひと味違うのは、探偵に真相を暴露されても、真犯人が自分の犯した事について、まったく悪びれたり、すっとぼけたりしないところです。むしろ被害者のごとく、エリーを愛せたかもしれない、と悲しそうに語る(でも実際は殺してるし)。それが怖い。
だってうまくやればエリーという可愛い奥さんと、グレタという肉感的な愛人、そして使い切れないような財産を手に入れてウハウハできるのに、そうしなかった。それでは物足りないと言わんばかりに。
マイクはずっと母親から褒めてもらいたがっていた。でも母は自分を罵るばかり。だから、もっと欲しい、日のあたるところへ行きたい、そうすれば褒めてもらえるかも……という思いが募って、歪んでしまったのでしょうな。
「終わりなき夜に生まれつく」というのは、産まれてこのかたずっと闇の中にいるようなマイクの心情を表した秀逸なタイトルですよね。
「もっともっと欲しい。欲しいものを手に入れて何が悪い」
ぶっちゃけ、それが冒頭の伏線で象徴されるマイクの異常な心理なのです、多分。
つまり、冷たい氷水の中で溺れている友人を助けるより先に、彼のしていた腕時計欲しさにどさくさにまぎれてそれを盗み取り、あげく助けるフリをして沈める(殺す)……という。
ロビーはマイクとマープルの会話を聞いていて確信し、それをマイクにぶつけます。
欲しいと思ったらどうにも止める事ができない彼の歪んだ性格は、先に書いた母親との会話の中にも出てきます。観光案内の運転手の仕事中に、お客さんをほったらかしにしたという事件です。エリーと出会ったからですね。
まあ、エリーとの出会いはそもそも仕組まれたものなので、仕事中にしなくてもいいんじゃないの?って気もしますが、マイクの異常さを語るエピソードにしたかったのかなとも。
後を追ってきたマイクは真相を知るマープルを殺そうとしますが、突然外から爆音と光が。
二人が慌てて外に出ると、マイクの夢の豪邸が炎に包まれている。
ロビーがバルコニーに出てきて、呆然としているマイクに向けて叫びます。「これは君のためだ!」と。
そしてロビーは自分の作品と心中。
ロビーはやっぱり気がついてたんでしょう、マイクの性格に。
あの不似合いな邸宅は、マイクの「欲しいものは人を殺してでも手に入れる」という異常な性癖の象徴だったわけです。だから友人として最期にしてやれること、そして、最高の復讐だと思ったに違いありません。
会うたびに謎の言葉を言ってきて、エリーに薄気味悪いと言われていたロビーですが、実はおかしかったのはマイクの方だったというわけ。突然些細な事で激高したりとその伏線もあったんですけどね。
そしてマイクがどうなったかの後日談などは一切無く、場面がマイクが小部屋のようなところで書き物をしているところに切り替わります。
画面が少し引き、ドアについている小窓からその部屋を除いていた事が分かるタイミングでその小窓がガチャン!と乱暴に閉められる。そして幕。
これ、刑務所の独房ですよね、恐らく死刑囚か、終身刑囚の……。
つまりこの物語そのものがマイクの(逮捕後の)回想録だったというわけです。
原題は「Endless Night」で、直訳すれば「終わりのない夜」とでもしそうなものを、
原作冒頭に掲げられているという英国の詩人ウィリアム・ブレイクの詩「罪なき者の予言」の一節
夜ごと朝ごと
みじめに生れつく人あり
朝ごと夜ごと
幸せとよろこびに生れつく人あり
幸せとよろこびに生れつく人あり
終りなき夜に生れつく人あり
から取っているあたり、翻訳者さん(か、編集さんかも)のセンスを感じます。
そもそもこの詩をこういう日本語訳にした人がすごいのか(笑)。
自分は原作を読んで無く、ドラマのみの感想で言えば、マープルものにする意味がわからんというか、クリスティの書くマープルものとはほど遠いイメージでした。マープルの介入の仕方が乱暴すぎる。
でも、正直言えばマープルじゃなかったら観ないかもって思うので、テレビ局の思惑は当たっているのかも(笑)。
つくづく思うのは、母親の言葉って、本人何気なく言ってるのかもだけど(そこまで思ってないけどつい口癖のように)子供には重~い言葉になっちゃうんだよなぁ……ってことでした。些細な言葉でも、長年言われれば、雨垂れ石を穿つがごとく、そりゃ性格も歪みますわね。
クリスティの作品には、母親のために、母親からの重圧のために、殺人を犯すというエピソードが多い気が……いや、バーナビー警部でも結構あるな……やっぱ母は畏怖すべき存在なのです(笑)。
アガサ・クリスティー原作のドラマ版。ジュリア・マッケンジー主演のミス・マープルもの、ですが……。
実は原作には本来マープルは出てこず、大人の事情でマープルものにしたかったのでリメイク、ってとこでしょうか。
原作は未読です。
以下ネタバレ全開で書きますので知りたくない方は視聴後にドゾー。
あと、場面は入れ替えて書いてたりしますので、必ずしもストーリー順に書いてはいません。これはこれの後ですよとかいう野暮なツッコミ無しで。
前半流し見だったんでいろいろ伏線見逃してるんですけど、要約すると、あんまりお育ちの良くない、だけどわりとイケメンで誠実な男マイクが、世界各国に不動産アリ、という、財産がっつり持ってる(そして両親は既に他界といういかにもお約束な)かわいらしいお嬢さんエリーと運命の出会いを果たし、とーぜん、金目当てと言われるも、なんだかんだと周りの反対を押し切って結婚。でもマイクは自身の出に引け目があるのか意外と控えめで、そんな野心家には見えない。実はマイクは学生時代にスケートをしていたとき、氷が割れて溺れた友人ピートを救えなかったというトラウマがありました。ピートの兄ロビーも居合わせているのですが、おろおろしてるだけで何もできず……。
この出来事がどういう伏線になるのかわかるのはエンディングにて。
また、エリーとの結婚を考えたときに(金を無心に)母親に会いに行っていますが、あからさまに母息子関係、悪いの見え見えなケンカ腰の会話。これも重要な伏線。
あともう一つ、母との会話でマイクが結構とんでもない奴なのがさらっと語られる(意外と忘れるこの伏線)。
二人が新居に選んだのはずっと目をつけていた、いわく付き(呪いがあるとか変なおばあさんに因縁付けられる)の土地で、そこにあったふっる~い魔女の家みたいな屋敷を壊して、学生時代からの友人で新進気鋭の建築家(でも病気で死期間近)ロビーに、土地柄には不似合いなモダンな家を建ててもらう。結局エリーのお金で自分の夢を叶えてるし、そこは結構アッサリ認めてます、マイク。エリーに出会った事で人生が輝きだしたとか言ってるし。
だがしかし順風満帆かと思われた結婚生活は滑り出しから散々。リーばあさんの嫌がらせ、金を無心して来るエリーの義母(財産の相続権は無いのでエリーからお小遣いという名目でたかるしかない)の度重なる来訪や、エリーの世話役のグレタといういかにも悪女な、でもエリーと気持ち悪いくらい仲良しの女性が来て、エリーを心配するあまりマイクと言い争いまで……。
エリーはマイクがグレタと仲良くならないのも気にかかるし、学生時代のトラウマからまだマイクが逃れられていない事を心配する。でも貴女!人の心配してる場合じゃなくってよ!(笑)
女は年取るとやっぱり、ピンと来るよね。マイクとグレタ、最初の出会いからして、マイクの様子が変すぎる。怪しい女をエリーに近づけたくない、んじゃなくて、ああこれは、惚れたな、と。
でもこの勘は斜め上にハズレます(どう斜め上なのかは後ほど)。
前半はマイクとエリーのラブロマンスと呪いの屋敷についてとかいろいろ伏線が張られまくるだけで、話が急展開するのは結構後の方。
マイクがエリーの管財人と話してる最中に、エリーの心臓に問題がある事が語られ、ミステリ好きなら「あ、これエリー死ぬ(殺される)わ」って気づくんですが、その通りで、エリーは趣味の乗馬の最中に落馬のショックが原因と思われる死を遂げます。でもマープルが居合わせて、あることに気づく。
そして傷心のマイクとグレタは大接近。やっぱりね、と自分にんまりしたが、さらにそのあと裏切られるんだな、これが。
マイクは遺産整理の関係で渡米、それと前後してエリーの乗馬仲間のクラウディアが死に、行方不明だったリーばあさんも石切り場の池に落ちて死んでいるのを発見される。二人の死で真相に気づいたマープルはマイクの家に駆けつける。
と、先にロビーが今にも死にそうになってマイクの家に来ていた。グレタが応対すると、どうしても伝えたい事があるというのだが、マイクは遅くならないと帰ってこない。
手紙があれば預かるというグレタに、書いてきていないというロビー。そこでマイクの書斎に入らせてもらい、何かを書こうとするのだが、万年筆のインクが出ない……。
これがロビーが弟の死の真相を知る伏線に!
もしインクが出て、普通に伝言を書けていたらそのままロビーは何事も無く家を後にしていたはずだから。
書けるものを探して引き出しを開けたロビーは、古い腕時計を発見する。
そこで彼は何もかも気づいてしまうのでした。マイクのとんでもない裏切りに……。
場面変わり、マープルがマイクを探して屋敷をうろうろしていると、マイク登場。
そしてマープルが真実を語りだす。マイクがエリーを全然愛してなかった事、グレタとはエリーと出会う前から関係があったこと、エリーをカプセル入りの青酸カリで殺したこと(クラウディアの死はその準備の副産物で起きたとばっちり。可哀想に。でもそのおかげでマープルがトリックに気づく)。
そして結局……グレタをも。
マープルはマイクの言葉尻でそれに気づき、彼を置いて二人がいつも密会していた森の中の秘密の小屋に急ぎます。ですが、やはり彼女が危惧した通りの最悪の結末でした。
実はマイクの元に古い新聞の切り抜きが送られてきてたんですね(記憶曖昧だけど、管財人からじゃなかったかな)。写真の背景に、グレタとマイクが二人でいるところが写り込んでいるという。つまり、グレタとの出会いは、エリーとの前!!!しかも、エリーとの運命の出会いをお膳立てしたのは、グレタ!!
これにはやられたー!と思った(笑)。
エリーは親切ぶった世話係グレタに、まんまと騙されたというわけです。つまり、自分の男を、金持ちの女と結婚させ、財産を相続したあと、女を殺し、自分が傷心の彼を慰めて急接近という名目で再婚しよう(世間を欺くために)って、そもそもがグレタの計画だったのでした。ところが、グレタとの関係がバレたと知ったマイクは「キミも危険な女だ」と言って、アッサリ始末。
しかし、他の作品とひと味違うのは、探偵に真相を暴露されても、真犯人が自分の犯した事について、まったく悪びれたり、すっとぼけたりしないところです。むしろ被害者のごとく、エリーを愛せたかもしれない、と悲しそうに語る(でも実際は殺してるし)。それが怖い。
だってうまくやればエリーという可愛い奥さんと、グレタという肉感的な愛人、そして使い切れないような財産を手に入れてウハウハできるのに、そうしなかった。それでは物足りないと言わんばかりに。
マイクはずっと母親から褒めてもらいたがっていた。でも母は自分を罵るばかり。だから、もっと欲しい、日のあたるところへ行きたい、そうすれば褒めてもらえるかも……という思いが募って、歪んでしまったのでしょうな。
「終わりなき夜に生まれつく」というのは、産まれてこのかたずっと闇の中にいるようなマイクの心情を表した秀逸なタイトルですよね。
「もっともっと欲しい。欲しいものを手に入れて何が悪い」
ぶっちゃけ、それが冒頭の伏線で象徴されるマイクの異常な心理なのです、多分。
つまり、冷たい氷水の中で溺れている友人を助けるより先に、彼のしていた腕時計欲しさにどさくさにまぎれてそれを盗み取り、あげく助けるフリをして沈める(殺す)……という。
ロビーはマイクとマープルの会話を聞いていて確信し、それをマイクにぶつけます。
欲しいと思ったらどうにも止める事ができない彼の歪んだ性格は、先に書いた母親との会話の中にも出てきます。観光案内の運転手の仕事中に、お客さんをほったらかしにしたという事件です。エリーと出会ったからですね。
まあ、エリーとの出会いはそもそも仕組まれたものなので、仕事中にしなくてもいいんじゃないの?って気もしますが、マイクの異常さを語るエピソードにしたかったのかなとも。
後を追ってきたマイクは真相を知るマープルを殺そうとしますが、突然外から爆音と光が。
二人が慌てて外に出ると、マイクの夢の豪邸が炎に包まれている。
ロビーがバルコニーに出てきて、呆然としているマイクに向けて叫びます。「これは君のためだ!」と。
そしてロビーは自分の作品と心中。
ロビーはやっぱり気がついてたんでしょう、マイクの性格に。
あの不似合いな邸宅は、マイクの「欲しいものは人を殺してでも手に入れる」という異常な性癖の象徴だったわけです。だから友人として最期にしてやれること、そして、最高の復讐だと思ったに違いありません。
会うたびに謎の言葉を言ってきて、エリーに薄気味悪いと言われていたロビーですが、実はおかしかったのはマイクの方だったというわけ。突然些細な事で激高したりとその伏線もあったんですけどね。
そしてマイクがどうなったかの後日談などは一切無く、場面がマイクが小部屋のようなところで書き物をしているところに切り替わります。
画面が少し引き、ドアについている小窓からその部屋を除いていた事が分かるタイミングでその小窓がガチャン!と乱暴に閉められる。そして幕。
これ、刑務所の独房ですよね、恐らく死刑囚か、終身刑囚の……。
つまりこの物語そのものがマイクの(逮捕後の)回想録だったというわけです。
原題は「Endless Night」で、直訳すれば「終わりのない夜」とでもしそうなものを、
原作冒頭に掲げられているという英国の詩人ウィリアム・ブレイクの詩「罪なき者の予言」の一節
夜ごと朝ごと
みじめに生れつく人あり
朝ごと夜ごと
幸せとよろこびに生れつく人あり
幸せとよろこびに生れつく人あり
終りなき夜に生れつく人あり
から取っているあたり、翻訳者さん(か、編集さんかも)のセンスを感じます。
そもそもこの詩をこういう日本語訳にした人がすごいのか(笑)。
自分は原作を読んで無く、ドラマのみの感想で言えば、マープルものにする意味がわからんというか、クリスティの書くマープルものとはほど遠いイメージでした。マープルの介入の仕方が乱暴すぎる。
でも、正直言えばマープルじゃなかったら観ないかもって思うので、テレビ局の思惑は当たっているのかも(笑)。
つくづく思うのは、母親の言葉って、本人何気なく言ってるのかもだけど(そこまで思ってないけどつい口癖のように)子供には重~い言葉になっちゃうんだよなぁ……ってことでした。些細な言葉でも、長年言われれば、雨垂れ石を穿つがごとく、そりゃ性格も歪みますわね。
クリスティの作品には、母親のために、母親からの重圧のために、殺人を犯すというエピソードが多い気が……いや、バーナビー警部でも結構あるな……やっぱ母は畏怖すべき存在なのです(笑)。
実は誰にも言えずどこにも書けずにいたんですが、やっと書けます。
去年の8月に愛猫を亡くしました。
もともと妹が友人の家からもらってきた子で
正直最初はそんなには可愛がってませんでした(あ、猫そのものは大好きです)。
元々いた先輩猫たちになついちゃって
全然人間に慣れてくれなかったのもあって(抱っこ大嫌い)。
引っ越して、一匹になり(他の二匹は親元へ)、箱入り娘状態になってからは態度が一変し、甘えん坊になりましたが、妹の猫ってこともあって私はあまりお世話には手出ししてませんでした。
自分では犬飼い始めちゃったし。
で、さらに引っ越し、妹が結婚して、彼女をおいて行ってしまったので(猫が飼えない環境だった)、なし崩し的に私が世話をするように。
そーすると、猫、懐く懐く(笑)。
懐けばそりゃ可愛くなるってのが人情ってモノです。
文字通り猫可愛がりしました。
年取ればたっかいロイヤルカナンを食べさせ(てかそれが好きだった)
毎日御所望されるブラッシングも欠かしませんでした。
17年生きてくれました。
高齢になってきたとはいえ、元気だったので、全く心配していなかったのですが
その日は結構突然でした。突然死したわけではないのですが。
なんか湿っぽくなるのイヤだし読み返したくない記事になりそうなので詳細書きません。
前の仕事辞めたのも、猫がいなくなって精神的な拠り所を無くしたからかもしれないです。きっかけ、ではなくても、原因の一つかも。
去年の夏は仕事が本当に辛くて(仕事自体よりそこの人間関係がしんどかった)、深夜一人で仕事してて、忙しすぎて朝の準備が全く間に合わず、倉庫に入って猫の名前呼びながら大泣きしたこともありました。
猫には常々言い聞かせてました。
あんたが死んだらすぐ新しい子を飼うからね(だから長生きしなさいよ)、と。
でも彼女の呪いなんでしょうか(笑)、全然猫を迎えられる環境じゃないんですよ、ずっと。経済的にも、ちょっと厳しくて(子猫飼いたいけど、もらってくるにしても結局結構なんだかんだとお金かかるからね。無責任な事できないし)。
なによ、アタシのせいにしないでよ!って怒ってそうですけどもね(笑)。
今家には小型犬しかいなくて、しかも全員父親にべったりです(笑)。
なのでつまんない。
あー猫飼いたいなあ。
去年の8月に愛猫を亡くしました。
もともと妹が友人の家からもらってきた子で
正直最初はそんなには可愛がってませんでした(あ、猫そのものは大好きです)。
元々いた先輩猫たちになついちゃって
全然人間に慣れてくれなかったのもあって(抱っこ大嫌い)。
引っ越して、一匹になり(他の二匹は親元へ)、箱入り娘状態になってからは態度が一変し、甘えん坊になりましたが、妹の猫ってこともあって私はあまりお世話には手出ししてませんでした。
自分では犬飼い始めちゃったし。
で、さらに引っ越し、妹が結婚して、彼女をおいて行ってしまったので(猫が飼えない環境だった)、なし崩し的に私が世話をするように。
そーすると、猫、懐く懐く(笑)。
懐けばそりゃ可愛くなるってのが人情ってモノです。
文字通り猫可愛がりしました。
年取ればたっかいロイヤルカナンを食べさせ(てかそれが好きだった)
毎日御所望されるブラッシングも欠かしませんでした。
17年生きてくれました。
高齢になってきたとはいえ、元気だったので、全く心配していなかったのですが
その日は結構突然でした。突然死したわけではないのですが。
なんか湿っぽくなるのイヤだし読み返したくない記事になりそうなので詳細書きません。
前の仕事辞めたのも、猫がいなくなって精神的な拠り所を無くしたからかもしれないです。きっかけ、ではなくても、原因の一つかも。
去年の夏は仕事が本当に辛くて(仕事自体よりそこの人間関係がしんどかった)、深夜一人で仕事してて、忙しすぎて朝の準備が全く間に合わず、倉庫に入って猫の名前呼びながら大泣きしたこともありました。
猫には常々言い聞かせてました。
あんたが死んだらすぐ新しい子を飼うからね(だから長生きしなさいよ)、と。
でも彼女の呪いなんでしょうか(笑)、全然猫を迎えられる環境じゃないんですよ、ずっと。経済的にも、ちょっと厳しくて(子猫飼いたいけど、もらってくるにしても結局結構なんだかんだとお金かかるからね。無責任な事できないし)。
なによ、アタシのせいにしないでよ!って怒ってそうですけどもね(笑)。
今家には小型犬しかいなくて、しかも全員父親にべったりです(笑)。
なのでつまんない。
あー猫飼いたいなあ。