林真理子が大嫌い | これがアタシの生きる道

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アラフォーでノンセク。サッカーとかマンガとか旅とか好きなものについて好きなように語ります。

川崎の事件についてまた書きます。

週刊文春に林真理子がとんでもないコラム書いてるらしいですよ。
要は被害少年の母親が働いてばっかり、自分には恋人もいたくせに息子になんにもしてやらなかったから殺されたのだっていう、母親非難。

そりゃ、そうかもしれないけど、それを今、誰よりも悔やみ責めているのは母親自身だと思う。
自分も、赤ん坊をおいて彼氏とデートしてる間に赤ん坊が亡くなった、みたいな事件を聞くと、お前サカってる場合かよ!!母親だろ!とか乱暴な言葉を吐いてるけどさ。
確かにまだ中学生は子供だけど、でもしっかり自我もあるんだし、しかも母親から見て息子って、子供でも異性には違いないから、女には分からない男の世界、みたいなのもあるしね。そもそも友人関係って、お母さんには介入して欲しくない世界だと思うし。

それにね、お母さんは彼のことを全くほったらかしてたわけじゃないんですよ。

お母さんのコメント
「事件の日の夜、一度は外に出かけようとするのを止めることができたのだから、あのとき、もっともっと強く止めていれば、こんなことにはならなかったと、ずっと考えています」

止めてるんです。ちゃんと、殴られたアザとかにも気づいてたんだと思います。
でも、彼は出て行ってしまった。もしかしたら、気づかれたからこそ、かもしれない。
お母さんに心配かけたくなかったんだと思う。
それにね、お母さんしっかりして欲しいとかなんだかんだ言うけど「息子が心配なので仕事休ませてください」なんて言おうもんなら、どーせ職場で一番に非難するのって結局林真理子みたいなタイプのオバハンでしょ(笑)。
ってのは冗談としておいといてもね、じゃあ現実問題職場の上司に「息子が悪い仲間とつき合っているようなので心配なので側についててやりたいし警察に相談にも行きたいから休ませてくれ」と言ったとする。
この手の問題、一回や二回で解決しないから、何度も休んだり早退したりしないといけないかもだし。
で、辞めさせられるってことはないにしても、給料減るだろうし。
そしたらもっと頑張って働かなくちゃいけない。

自分のせいでお母さんを煩わせてしまったら、お母さんがもっと大変になってしまう。
そう思ったんじゃないかと思うよ。



上村くんのお母さんを責め立てるのは簡単なんだよ。だって18歳少年と違って、大人だし。
そして確かに皆なるほどって思ってしまうんだよね。シングルマザーの家庭じゃね……普通じゃないしね、みたいな。
そこにみんな乗っかってしまう風潮は恐ろしい。


あのさ、考えて?っていうか、忘れないで?

彼を殺したのはお母さんじゃなくて18歳少年なんですけど。


奴が一番の元凶で、そこへいろんな要因が重なって、一番残念な結果に至ってしまったわけで、その要因の中に確実に「お母さんの力不足」っていうのも、あると思うけど、けどね。
元凶さえいなければ、たとえお母さんが働き詰めで上村君に十分目をかけてやれなかったとしても、こんな結果になってないんですよ、そもそも。

それをなぜかすっかり忘れ去って、お母さん叩きに走るこの女なんなの。
シングルマザーには恋人いらねーだろ、女でいたいとか言っていいのは裕福な人妻だけとか、シングルマザーなんか貧しくてどうせ文春なんか読んでないだろとかそんなこと書き連ねる必要どこにあるんだ?(もちろんそんな乱暴な言葉ではないけど、むしろ乱暴ではない分どっちかっていうとあとからずっしり来る痛さだ。自分の書いてる「正義」に酔って、勘違いな正義が人をどれほど傷つけるか分かってない)

ホント、上村君のお母さん、文春なんか読まねー方がいいよ!

ま、アタシもともと林真理子大っっっっっっっ嫌いですけどね。
an-anの一番最後にコラム書いてたけど、いつも自慢たらしくて、林真理子自身もそうだけど、こんなの面白いと思って共感する女とはぜっってー友達になりたくねーとか思ってた(笑)。

これからも、林真理子の書くものは一切金払っては読みたくない。
向こうも読んで欲しくないと思ってるだろうしそうするわ。