祇園花月 | ヒデゴンのブログ

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生まれて初めて吉本の舞台を生で見に行った。八坂神社石段下向かいにある祇園花月だ。

仕事を終えて山科で電車を乗り換え地下鉄東西線東山駅を降りて2番出口を出たところが、三条通り。

出口から通りに向かって東へ行けば、東海道は東の端、お江戸日本橋。西へ行けば京の三条大橋。

ここから目的地の花月まで約600mの道のりを歩く。

出口を左(西)に向いて4,5歩歩くとこれまた左側に狭いアーケードがかかっている路地に気がつく。

信号のある交差点まで行っては行き過ぎなので戻りましょう。

このアーケードが祇園花月への近道、東の錦と言われる京都の東の台所古川町商店街だ。

西といっても錦も結構東だけどね。

雨がぱらつき始めたのでアーケードはありがたい。商店街は250mほどのほとんどが、この有難いアーケードに覆われている。

空腹で劇場に入ったら腹が鳴るのを気にしないといけないので、なにか摘むものでも買えばよかったのだがあいにく自分にはそういう冒険心がない。買って食べたらきっと美味しいに違いないにも拘らずだ。

商店街を抜けると古川町の地名に関係がある白川に出る。白川に沿って知恩院山門に通じる華頂道を渡リ更に川沿いを右に折れると東山通りに出る。

東山通りをそのまま下がって知恩院新門を背に交差点を渡る。

そのまま真っすぐ西に歩みを取れば映画撮影やテレビのロケで有名な巽(たつみ)橋の架かる白川新橋に出るが今日の用事はそこではない。

更に東山通りを下がって、いつも買いたいと思いつつも先程と同じ理由でコロッケ屋さんの前を通り過ぎると祇園花月が入っている祇園会館に到着する。

祇園会館は永らく名画座として親しまれてきた古い映画館だがバブルの頃にはMAHARAJA祇園が入っていたこともあったりと話題が多い。

しかし、親しまれた名画座もこの3月30日で二本立て映画上映を止めるのは残念だ。

待ち合わせの18時45分より15分も早く着いてしまったのだが、すでに建物の入口まで人が並んでいるほどの盛況ぶり。

平日の公演なので空いているのかと思っていたので驚いた。年齢層も若い。

「ユリシーズ」を読みながら待つのも寒いので暇つぶしに待ち人へ「寒い」とメールを打つ。返事はない。

そうこうしているうちにほぼ約束の時間通り待ち人たちが現れ、やっと暖かい劇場へ入った。

入口で大笑い袋をもらった。
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劇場は502席でなんばグランド花月よりは小ぶりだが結構入る。

さすがに後ろの席は空席が目立ったが、前側半分は満席に近い。我々は後方の段々席の前から2番目の比較的よく見える席に陣取った。(ちなみに全席指定)

程無く開演。前半は[漫才・落語]の部。持ち時間各10分で次々に芸人さんがやってくる。

出演順に
【一部】
1.「かまいたち」
  トップは客がまだ冷えているのでどんな感じになるんだろうと少し心配もあったがこれが大笑い!
 嘘みたいに笑ってしまう。でもまだ気恥ずかしさも手伝い笑いは遠慮勝ち。
 名前は知っていたけれど意識してちゃんと見るのはこれが初めてだ。一発でファンになった。

2.渡辺直美
  お約束のダンス模写から始まり、渡辺直美ワールド炸裂!ここまで笑いに持っていけるのはすごい!
 笑いもほぐれて来た。

3.笑福亭鶴笑
  松鶴一門で仁鶴師匠のお弟子さん。「パペット落語」という独自のスタイルで創作落語を展開している努力家。 小道具はすべて自作なのだがちょっと苦しい。それでも強引に笑いに持っていくのには感心した。途中から吹っ切れて大爆笑!

4.フットボールアワー
  一遍見たかったので嬉しかった。ネタも面白かって大いに笑わせてもらったがこのクラスになると雰囲気だけで笑ってしまう。

5.今いくよ・くるよ
  前半のトリはやはりこのお二人。笑いの年齢層が変わったのが面白かった。さすが大御所!
  
【二部】
[新喜劇]辻本茂雄 / 青野敏行 / 伊賀健二 / 平山昌雄 / 小米良啓太 / 信濃岳夫 / 若井みどり / 高橋靖子 / 家門 鈴乃

  待ってましたの新喜劇!これは面白かった!アドリブ満載!テレビ中継ではできないネタやセリフ!(時事ネタとかかな)
  これは行って見ないと!楽日ということもあってか、役者さんたちもノリノリ!!

18:30 会場
19:00 開演
20:40 終演

あっという間の1時間40分だった。

さて、腹も減ったってことで近くの味味香で「カレーうどん」だ!

あら、残念。お店は20時ラストオーダーの20時30分閉店で、終わってました。