過去の流入 | 仔羊の楽しい地球生活

仔羊の楽しい地球生活

アルバイター、スターシード、神秘と自然


短いスパンで

生活や仕事がちょいちょい変わるわたしは

長い付き合いの知人を持たない

家族とも

もう一緒に住んでいない

わたしは

服とか物とかも基本的には

長く所有することを好まない

カバンも靴も

高いものでなくていいから

ローテーションで買い替えていきたい

わたしは

思い出のこもったものを好まない

スマホの写真も消したいし

なにかの記憶が蘇るようなものは

とっておきたくない

貰ったプレゼントで捨てられないのも

ある程度たったら

さっさと捨てると決めている


わたしの周りに

過去を表すものは少なくなってく

あのときこうだったねとか

昔と変わったねとか

言えるような相手もいない

そうなると

過去はどこにいくのかな

今、わたしと新しく知り合う人たち

もちろん昔のことなんか

知りもしない

話す必要もない

今のわたしだけを見る

今のわたしとは

それだけとってみると

どんな感じなのだろう

わたしは

過去はずっとずっと持っているものだと

思っていたけど

ふと気がついたら

身の回りに

過去からずっと継続しているものが

少なくなってきていて

そう

本当にそれは

わたしのなか…だけに

だけにしか…

ないものになっている

それは

わたしのなかにあるのみで

外の世界では

今のわたしの示すものや

選ぶものなどのなかに

わずかに流入して

見えるのみ…

となっている

どういうふうに

流入してきているのだろう

それにしても

過去のことばかりが

今を縛っていると

思わざるを得ないとき

それはほんとうに

わたしのなかだけで

わたしが

それを離さないだけなのだということが

思い出を捨てれば捨てるほど

手痛く

感じられる


見えているものは

今だけなのに





ガーベラ


読んでくれてありがとう

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