大学時代、戯曲家 清水邦夫氏の「楽屋」を何度も上演しました。
清水邦夫氏を知らない方に少しだけ説明すると、蜷川幸雄の演出デビュー作「真情あふるる軽薄さ」を書いた日本を代表する戯曲家です。
「楽屋」は日本で一番多くの回数上演された台本としても有名です。
母校の大学で当時、教授として教えて頂いていた事もあり、清水さんの作品を通して台本の読み方を徹底的に教えて頂きました。
と、言ってもほとんど清水さんからではなく清水さんの授業を受け持ってくれていた恩師である劇団四季出身の大学の助手の方に叩き込んで頂いたのですが。(清水さんはあんまり大学に来ていなかった笑)
私が今まで出会った中で、こんなに完璧だと思う台本は清水さんの他にありません。
何度も何度も「楽屋」や他の清水さんの作品を上演しました。
さて、去年の年末にどうしても「楽屋」を読みたくなり過去の上演台本をしまっている箱を探していました。
ところが!
その中に見つけられず。。。
もしかしたら捨ててしまったんではないか。。。私、大学時代ものすごくだらしなかったからどっかやっちゃったんじゃないか。。。清水さんの作品を今手に入れるのは大変だからどうしよう。。。と、焦りましたが、ちゃんとありました(笑)
あんまりにも過去、公演に参加した台本が多すぎて、収まり切らずにダンボールに収納してベットの下に隠しておりました。
台本と一緒に、当時書いたメモも大量に出てきて懐かしいし、嬉しいし。
恩師である助手さんに叩き込んでもらった台本の読み方をキチンと丁寧に実践していた自分、エライ!(笑)
「楽屋」、本当に面白い台本なんですよ。
