私の作品はアメリカンフラワーという素材と、樹脂を主に用いてます。

と、言うとよく「アメリカンフラワーって何ですか?」と、聞かれます。
その時、いつも「えーっと、粘度の高い液体に、編んだワイヤーを浸けて持ち上げると膜がはるんですよ、それを乾かすと薄い膜がなんちゃらかんちゃら」と、上手に説明出来ずにいます。

なので、ここでアメリカンフラワーを説明したいと思います。
(でも、私は本来あるべき姿のアメリカンフラワーの使用方法とは違う使い方をしてると思うので、王道の作品を見たい方は検索してみて下さい。コサージュを作るときなどに主に使われてます)


まず、ワイヤーを編みます。
好きな形に。今回は丸。

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ビーズトレーが汚いのは許してください。


そして、これが「アメリカンフラワー」
ディップ液と呼ばれるものです。キャッチフレーズは「優雅なガラスのムード」
photo:03




様々な色が有って、絵の具のように混ぜて色を作ることが出来ます。
もちろんそのままでも。
なので、色の幅は無限!!!!(←大げさ?)
photo:01

これは私が混ぜたもの。
溶液の正体は合成樹脂です。


その液に、ワイヤーを浸けて持ち上げると、シャボン玉を作る要領で膜が出来ます。
photo:04


こんな感じ。
すぐ乾きます。5分か10分もしないうちに乾きます。


このままでは膜が破けやすいので、「ストレンスナー」と呼ばれる液体にじゃぼんと浸けます。
これで、強度が増して撥水性も上がります。
ちなみにこれは油性。石油系?の液体なので外で作業しないと耐えられないほど臭いがキツいです。
充分な換気が必要です。(室内でも使える水性もあります)

私は「仕上げ剤」と、呼んでいます。
この溶剤に浸けて乾かしたら、アメリカンフラワーの行程は終了。

パーツごとにこの仕上げ剤を浸けても良いけど、コサージュなどの組上げる行程がある作品は、組上げた後にじゃぼん、と浸けても大丈夫です。

こちらは乾くのに時間がかかります。2時間くらいで乾くと、どこかで見たのですが、天候や気温によっては時間がまちまち。
私は一晩置きます。理由は無いけど、その方がちゃんと乾いてる気がするので。

この後、出来上がったアメリカンフラワーの素材をベースに紙を貼ったりビーズをのせたりして樹脂で固めて完成に至ります。

そんな感じでございます。
自分、不器用なんで丸とか雫型が精一杯ですが、是非本家本元のお花を作ってる作家さんの作品を見てみて下さい☆

以上!!!!

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