前記事を書きながら、もうひとつ、
気になっていたことがある。
その話に入る前に…


私は寝る時、夫のベッドとぴったり並ぶ自分のベッドに、末娘と一緒に寝ている。
シングルベッドに小6の娘とふたりで…。
娘のベッドは子ども部屋にあり、姉兄たちと同部屋で、末娘は小さい頃から自分のベッドでひとりで寝ていた。


それが、夫が天国に逝ってしまって以来、
変わった。
私が、ひとりの辛さ、寂しさに堪えかねて娘と寝るようになった。


でも、夫のベッドは夫の場所…。
何となくそこで寝る気持ちにはなれず…
冬も(冬は温かくていい)夏も(暑い夜は、私は足だけ夫のベッドに投げ出す)
シングルベッドで娘と一緒に寝ているというわけ。


来年、中学生になる末娘。
今は喜んで私の隣に寝ているが、これからはそうもいかないだろう。
中学生になっても高校生になっても、
母親と同じベッドで寝てるなんて
普通じゃないよな…


何かをきっかに、ひとりひとりのベッドに寝るようにしなければ…。
それが、私自身の死別生活の中での
けじめの一歩なのかも、て思う。


前置きが長くなったが、
そんな感じで、寝る時は末娘と一緒に床に就く。その際、枕元の調光ライトを点ける。真っ暗にして眠ることが、寂しくてできない。灯りを絞って薄暗くして眠り、朝起きるときにライトを消す。これも死別後の習慣だ。




ところが先日、朝、目覚めてはっとした。

私側のライトではなく、
夫側のライトが点いていた。


???


末娘とふたりで思い出してみるが、普段、
ルーティーン化していることなだけにふたりとも首を傾げてしまった。
普通に考えると、隣り合わせにあるふたつの調整つまみを、この日だけ何故かもう一方のつまみを回し、いつもと違う方のライトが点いているのに気づかずに寝た。
それだけのこと。



でもこのところ、短期間に三度も電気系で不思議なことがあり、ひょっとしたら…?
なんてこと、大の大人が真顔で思ってしまう。
ううん、そう思いたい気持ちが強いと言おうか・・・



『そう、あの日は送り盆の翌朝だった。



そんな日を敢えて選んだお父さんが…』





疑いもなくそう信じられるようになることが、




せめてもの望み・・・