お父さん…？

夫のスマホ、
かなり充電池が劣化して
立ち上げることも
出来なくなってしまいました


機械が苦手な私は息子に写真やメッセージのデータ保存をしてもらいましたが、残したいものすべてが残っているかどうか…。


こうなる前に対策したかったのですが、機械音痴に加え日々の忙しさや悲しみでいっぱいいっぱいで…


スマホがだんだん弱っていくのはわかるのに、なにも出来ない自分。
あの時の自分と夫のようで
切なくなります…


以来、スマホは夫のベッドに置いてます。
死別後しばらくは、寝る前にDMを削除したり、夫の友人らが配信するFacebookを見たり、夫が闘病中書いていたブログに、唯一コメントをくれた同病のお嬢さんのブログを覗かせてもらったりしてました。
僅かな期間、私も彼女と交流をもち、応援していました。
その方には、いたずらに不安にならず、なるべく死を意識しないように、との思いで
一年以上前からアクセスをやめました。

調子も良さそうでしたので、私が覗かない方が、気兼ねなく、自由に日々の暮らしや思いを書けるだろうとも思いました。




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弱ってきてしまったスマホですが、
同じタップで充電しているためか、
私の動きに伴い、突然反応して充電量を知らせる絵が点くことがよくあります。
少し前までは90％以上ありましたが、つい先日は50％になり、昨日とうとう0％でした…

このところ夜中、中途覚醒するのですが、
自分のスマホをいじってたら、突然、夫のスマホが灯りました。
びっくりしたのは、突然点いたからではなく、場所!!
いつもは私の寝ているところから手を伸ばした所に置いてある。中途覚醒した時はいつも通りの場所にありました。それが、私の枕のすぐ横、肩の上あたりで光ってるでは！！？


何故？どうして？


最近、私がひとり悩み、不安で堪らない様子を見かねて来てくれたの…？


『お父さん、私、不安なの…
現実がとてつもなく恐いの…
私、ひとりで子どもたちを守っていける？


私が病気になったらどうしよう…

お父さん、その光で私に何て伝えようとしてるの？』



スマホの光はいつも十数秒ほどで消える。
その間、光を眺めながら、
私は、夫に話しかけた。