喜怒哀楽…
哀ばかりなってから、一年半が経とうとしている。

喜と楽の感情は、なくなってしまったのかな…
うっすらと沸き起こったかと思っても、すぐに後から哀しみがじわじわ染みだし、溢れ、程なくして心を占めてしまう。


怒りの感情は?
以前より、いろんなことがどうでもよくなっているから「怒り」に感じることもあまりない。

それでも、仕事に出て人の中で1日過ごしてくると、心に引っかかる出来事はある。

以前なら、家に帰って夫に愚痴ってお終い、程度のことが、消化不良のまま心にわだかまっていたりする。
そんなことが増えたな…と思っていた矢先のこと。


先日会議で、私を含む十数名に対して、非難、批判した人がいた。一方的に、偉そうに。

家に帰れば哀しみに暮れる私でも、仕事はしっかりしなきゃ、と頑張っている。そんなこと言われて黙っていることもなかろう。

私、挙手をして反論?した。喧嘩したいわけではないので、表情や語気がきつくならないよう気をつけながら。
正当性に自信があった。

普段発言力のある人なら、全然大したことではないだろうけど、
私の性格からすると
あのような場面で自ら声を上げるなんて、
自分でも記憶にない。
会議にいた数十名の何割かも「おや?」と思ったことだろう。


どしたの、私?


多分ね…、もう家に帰っても、私の愚痴を聞いてくれる夫はいないから、ね。
もう、夫に話してすっきり!はできないのだもの…。
流すことが出来るなら、言うこともないけど、「それは違う」が心に残って、悶々として悲しくなったり、怒りになってしまうのは嫌なんだ。そうなったら、どうやってそれを解消したらいいのか、分からないよ。

会議後、仲間のひとりが声をかけてくれた。「言ってくれて、ありがとう。」て。



私は心で呟いた。


いいえ、私はただ


自分の心の中の感情を、


自分で対処しただけなのですよ…。