例年大晦日は、車で3~4分の実家で4世帯が集まり、総勢13名で年越しをしていた。

夫がいつも座っていたところに、妹の旦那さんが座っている…

こんなこと考えてしまう自分が嫌だ。
いつも妹夫妻には、母子共々本当によくしてもらっているのに。


恒例の乾杯前の父の挨拶。夫のことは触れられず。1年も経てばいつまでも悲しんでいてはいけないと暗に言われているようで。
勿論、場をしんみりさせない父の気遣いなんだろうけど。

その代わりに触れられたのは、先日の私と姉の喧嘩についてえー
大人になっての喧嘩は絶対に駄目ということだったえーえーえー

場をしんみりさせることはなかったが、
代わりに微妙な空気が流れた。

その後、みんなはおしゃべりして楽しげでしたが、私は悲しみと苛立ちで話す気もしなかった。


ずーっと夫との思い出の中で生きているんだから、口を開いたら夫の話になってしまう。でもこの場は我慢しなきゃ。父の気遣いを台無しにしてしまう。

我が子の話もしない。先日の姉との喧嘩はそこからだったから。

人の会話を聞いて、必要な時は相槌を入れたり合わせて笑ったり。場に馴染む努力。


紅白歌合戦が始まった。聴き入っていれば愛想笑いも必要がないからちょうどいい。


ところが、夫が好きだった歌(栄光の架橋)とか一緒に聴いた時代の歌とか、涙堪えてたら胸が苦しくなった。

夫の知らない新しい歌を聴いても、一緒に聴きたかったよぉーあせるて心の中で叫んでダウン
平井堅の「ノンフィクション」は
胸に刺さって、涙腺、危なかった。


溢れそうになる思いを内に秘めるのって、思う以上につらかった……ショック

年が明け、午前12時半に帰宅。
疲れたぁぁぁ
やっぱり我が家が一番。

一年経ち、周りの人とのギャップをより一層感じた夜でした。
これからが先が思いやられるな…