大学図書館の奥深くに
呪術が記された書物が

隠されているという噂があった。
 

この書物は一部の教授しか
知らないようで


図書リストにも
存在は確認できませんでした。



その危険性から
学生達の目に触れないように
厳重に隠されていた。
 

なぜ
そんなものが学校にあるのか、
理由は全く不明でした。



好奇心旺盛な学生のKさん。
 

ある日偶然に
この書物の噂を聞きつけます。
 

大学職員に
手当たり次第に聞き回り
 

ついに
呪術本のありかを突き止めた。


 

それは、図書室の一番奥の棚
 

その棚の背面と
壁とのすき間に
隠されていました...



その本は一見しただけでも
まがまがしいオーラを
放っているように見えた―
 

Kさんは
その本を手に取った。



やっと見つけた…
 

Kさんは高鳴る気持ちを抑えきれず
本を持って帰って
すぐにその本を読み始めた。



噂通り
呪術に関する本で間違いない。
 

早速いくつかの呪術を試してみた。
 

ものを失くす
ものが壊れる
時間に遅れる…


 

その日その日で
ちょっとしたイラ立ちを感じた相手を対象にして
 

簡単そうな呪術を
いくつか試していった。



呪術は面白いように
効果を発揮していった。
 

Kさんはどんどん呪術にハマった。
しかし、それがよくなかった。



呪術の影響が
どんどんエスカレートする。
 

呪術をかけた相手が
怪我をしたり、入院したり。
 

徐々に、いたずらのレベルでは
済まないことが起こりだした。



流石に危険だと思ったKさん。
 

どうにか呪術を解除しようと
本を最後まで一気に読んで
解除方法を探すことにした。



呪術の解除方法は
一切書いていなかった…
 

一度かけた呪術は
決して消せないらしい。
 

しかし、最後のページに
呪術を一カ所に集める方法が書いてあった―




呪術にかけられた人達は
徐々に元の生活に戻っていき
不思議なことは全くなくなった。

ただ一人、Kさん自身を除いては…

 

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