都内で暮らしているTさん。
 

車が趣味で、
いつかはフェラーリを…
そんな夢を持っていた。

が、現実は厳しい。
中古の軽自動車を購入。
時間をみつけてドライブをするのが日課だった。



外観はちょっと古い軽自動車。
Tさんにとっては最初のマイカー。
 

大変舞い上がっていた。

郊外の道の駅やキャンプ場で、
毎週末のように車中泊を楽しんでいた。



ある日から、

車内に違和感を感じるようになる。
が、何が違うのかしばらくは分からなかった。

車内を何度もチェックする。
特に問題なし。
 

ふいに、助手席に目線が吸い込まれた。



助手席は荷物置きにしか使っていない。
だが、シートの位置、角度が

微妙に変わっているようだ。



友達には
「彼女でも乗せたのか?」
などと言われる。
 

残念ながら、

一人身で彼女がいないTさん。
誰も乗せていない。



そんなある日。
Tさんが帰宅すると

車の中に目線が釘付けになる。
 

助手席のシートが…
完全に倒されている。



まるで人が寝る時にするように

シートが倒れている。
 

もちろん誰ものせてない。
Tさんは触ってもいない。



霊感のある友人がいることを思い出して、
すぐにその友人に泣きついた。

するとTさんが説明する前に
その友人は一言
 

「いるね。車の中に」と。

翌週末にその友人に来てもらった。
早速、車の中を見てもらう。



車中泊をしているTさんが楽しそうで
一緒に車中泊を楽しむようになったらしい。

実害はないようだ。
 

「車中泊の仲間ができて良かったなw」


じょうだんじゃない—
 

友人にお願いして、
お酒とおつまみで供養をしてもらった。
 

供養はすぐに終わった。



帰り際、
「美人さんだったよ」と告げ
友人は帰っていった。


Tさんは供養したことを、
少し後悔したそうです。

 

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