大学生のSはよく友人とつるんで

ドライブをしていた。
 

ある時、地元でも有名な

心霊スポットの森へ行こうということで盛り上がった。



そこは、かなり有名で

本格的な心霊スポットだった。
 

2人の知人達も訪れた後、

事故にあったり不思議な体験をしたりしている。
 

そんな話を聞いていた2人は、
流石に夜行く気にはなれなかった。



そこで、真昼の天気のいい日に行くことにした。
 

そして、その当日
友人の車で森へ行き、入口の駐車乗へ車を止めた。
 

真夏の快晴の空は気持ちのいい気候だった。
ただ森の入口は静寂で、

なんだか不気味な空気だった。



2人はゆっくりと、

森の中へ進む階段を登っていく。
 

2人の他にはだれもいない。
足音が森の中で異常に響いていた。
 

階段を上り終わると、

広場の中央に石碑があった。
 

2人は自然と、その石碑に手を合わせた。



その後。
特に何事もおこらず、

来た道を戻り2人は駐車乗まで戻ってきた。
 

少し不気味さというか、気持ち悪さが残った...
 

そのまま解散、

というのはちょっと気味悪く思った。


そこで二人は、共通の友人Mさんを呼んで、

三人で少し早い夕飯にすることにした。
 

Mに電話をすると、即答でOKだった。
 

Mを迎えに行きがてら、
馴染のファミレスへ向かった。


夕食には早い時間だったが、

ファミレスは少し混んでいた。
 

レジ前の紙に
『3人、カウンター・テーブル 可』
と書き数分待つ。
 

ほどなくして、席へ案内された。


席に通され、二人はMへ今日の話をした。
 

なんとかモヤモヤした思いを

笑い話にして誤魔化そうとしていた。
 

Mが呆れて二人の話を聞いている途中で、
 

「お水です」
 

と、店員がテーブルに水を届けてくれた。


コップが4つ…


誰か連れてきちゃったみたいなんですよね。

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