昨日何ヶ月振りに散髪へ行って来た。
いつもの散髪屋には行けなかったのだが、それは車が無いからである。
今の自宅からは歩いて散髪屋に行ける距離ではない。
昼頃だった、我輩は着替えを済ませ自宅を出た。自宅から踏み切りを渡り、細い路地を通る道を選んだ。選んだ理由は、これと言って無いのだが、ただ車の通る道筋を避けただけであろう。
その路地にも一軒の散髪屋があるのだが、何とも古びれていて常連客以外は立ち寄れない風貌をかもし出しているのである。
我輩がそこに入れる訳も無く、駅前通へ向かう路地をチャリンコで走る。

駅前通の大きな道に出た所にvodafoneショップが有る。そこを左折して走ってすぐ右手に散髪屋発見するが、これも昔ながらの散髪屋のイメージで、さっき見た散髪屋と何ら変わりない風貌なのだが?多分さっきの散髪屋よりは常連客が居そうだ。それは簡単な推測にしか過ぎないのであるが、大通りに有るから人の目に付き易意と言うだけの簡単な判断であって、そこの大将が腕が良いとか悪いとか言える次元での判断ではないのだ。

その店も我輩的には入らない。それは古い店で変に値段だけ取られる可能性がある店に見えたからだ。そもそもいつも行く店と変わらない値段が取られるのであれば、我輩は迷わずチャリンコでもいくと思うからである。
と言うことは、その先にもう一軒有る散髪屋も却下に決まってる。
始めから行くとこは決めていたからである。

そう!理美容協会に参加していない店なのである。
一般の理美容店は、その地域の協会と値段設定されているので、このサービスでこの価格と決め事が有る。
そのような店以外では、比較的にカットの値段が安いので狙ったのである。
しかし我輩そんな店は小学生の時以来の試み。
高鳴る鼓動と押し寄せる不安、この両方が交互に来る感覚の中、我輩はその扉を開けたのである。

いらっしゃい!と威勢良く声が出るのかと思っていたのだが?それは外れた。何故そう思ったのかと言うと、我輩のいつも行く理髪店がそうなのである。魚屋なのかとも思われる威勢の良さでマスターは、あいさつをするのである。

店に入った我輩は自分が思っている以上に店が広いのに驚いた。
店員は3名要る。客を座らせる作業椅子は6台有る、1人で2台を持つ計算になるのだが、あの店員を見ていると?それは不可能に思える。それは当に現役を終えた感じがする従業員を雇っているのでしょう?まともに裁ける人間はマスター以外には居ないと判断したからである。

我輩はマスターに当たったので、有る意味ラッキーだったのかもしれない?
さてマスターだが?我輩の所見では?50代半の男性で、頭の毛は50代だけに少し薄くなってるのかも知れないが?パーマをかけているらしく、軽くウエーブしているのである。
親父にしたらお洒落な感じに見えた。 マスターから我輩に、どの様にしましょうか?このように聞かれたのだが?我輩何時もの通り、いう言葉が・・・短く!
これだけなので、言って見ましたがマスターとは初見で、どれくらいかも分かるわけが無いので、細かく説明した。

しかし?マスターの技術は我輩の行っている理髪店の技術とは異なっていた、多分?我輩が常連の店の方が古典的カットなんだろうか?店の風貌といい今風なのだが?よく考えてみると、ここ何年も家族以外の技術習得者が店に雇用された事が無い。
従って家族経営になっているのだが、その事で店の技術がマスターより伝えられる物になり新しい技術への参加が遅れているのだあろうか?それとも?ここの店のマスターが発想が奇抜なだけなのであろうか?我輩は少し戸惑った。
バリカンを上手く使いカッティングするのですが、我輩がもし?理容師の免許を持っていたら考えたであろう。
何を隠そう!我輩の兄弟は弟が理容師免許を持っていて、妹は美容師免許を持っている(双方とも今はその仕事に付いていないので、宝の持ち腐れ)

最後にハサミで細かい部分のカットするので、凄く時間が短縮されている。
その時だが、おばあちゃんが1名来たのだが?髪を切るのではなく、顔の産毛を剃るだけに訪れたらしい?
女性は何歳になっても、そんなとこにお金を使うものだと感心してしまった。。

ようやく我輩のカットが終わり、家路に急いだ!と言っても大した道程では無いので急ぐ必要も無いのだが。
家でパソコンを開けて居たら、連れ合いより電話があり今回の安く上がった髪型はどうなん?この問いかけに我輩は別に注文している訳だから、そんな変なカットされた訳ではないので、別に普通としか答えられないのであるが、この後の連れ合いの言葉に我輩は言葉を失う。。。
じゃぁ~これから安く付くな!カット料金!
オイオイ!何ヶ月に1回の散髪もカット料金をカットかよ!
我輩の25年間の付き合いをカット料金カットで店を変えさせる連れ合いの情のなさを知る切欠になってしまったという事は・・・残念なカットでした。。