道善天神社 福岡県筑紫郡那珂川町道善321-1 | ドリップ珈琲好き

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主な記事  ①神社 ②書下ろし「秀吉と名乗った男」「徳川末代地獄の争乱」「末裔界からの来訪者」「理想郷の総理大臣」

祭神は埴安命

道善天神社

 

※由緒等は末尾に記載しています。

 

神社入口前道路の様子

 

神社入口

 

子獅子を踏んでいます

 

玉を踏んでいます

 

拝殿

 

拝殿内から下界を臨む

 

裏側は丘陵

 

神社の外に出るとすぐに「猿田彦大神」があります。

 

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ネットで紀行道中写真館⇒福岡県那珂川町⇒道善天神社と掘り下げていくと、以下の文章に突き当たります。

紀行道中写真館には、「このサイトは、名も無き流浪者たる開設者が取材した諸事物、または傍に見られた何気ない風景、出来事などを、ただ写真として蓄積しているだけの書庫のようなウェブサイトです。各ページへのリンクなどは御自由に。その際の連絡なども不要です。」と記述されています。

開設者のご意向を汲んで、道善天神社の項を、ここに転載させていただきます。

なおリンク先は http://w.nsview.net/v/00053/ です。

 

道善天神社

 福岡県の中部西域。博多湾に流れ込む河川那珂川(なかがわ)の源流を湛える那珂川町は、同県の県都たる福岡市の南方の街区南区(みなみ-)と町域の北で接し、春日(かすが)市と町域の東で接し、また筑紫野(ちくしの)市・大野城(おおのじょう)市と南方で接し、山を越えて佐賀県とも接する、自然豊かな町である。

 その数膨大なる太古の遺跡で知られるこの町の、その北部西方は山麓地。片縄(かたなわ)山と呼ばれるその山は、その西の荒平(あらひら)山に連なり各所で那珂川町域と福岡市域とに接し、西の麓に日吉神社などが座する谷集落、また内野(うちの)・脇山(わきやま)地区(福岡市域内)などを見下ろしている。

 斯様なる片縄山の東の麓に位置して存在する街区のひとつが、那珂川町内の道善(どうぜん)街区である。この街区は、町に唯一の公営住宅を擁する恵子(えこ)とされる街区の南側に位置し、恵子街区の主に3丁目と接し、1丁目から5丁目までの区域と大字の区域とで成されている。そのうちの大字の区域―すなわち大字道善の区域、その最北、ちょうど恵子街区の最南部3丁目との境界を間近に擁する地点、その車道の脇の雑木林に小さな神社が存在している。すなわち『天神社』

 宮口に立つ鳥居を過ぎ、石段を上がった先にたたずむささやかといえるその境内には、小さな石仏と木造の拝殿、特に目立つものはそのほかに見られず、由来や縁起を示す事物もない。が、町教育委員会の編纂による郷土史料のひとつである『郷土誌那珂川』がその一頁において、道善地区の『田神社』として次のように説明している。

 『祭神は埴安命(はにやすのみこと)である。むかしは道善寺というところにあったのを、この山に移したという。二十九の石段を上ると左側に周四・五メートルの楠、右側に周二メートルの樫がある。社殿は昭和三十九年八月に再建されたもので、拝殿は間四間、入二間、その正面奥に神殿がある。境内からは道善の家々は眼下に、遠く安徳や仲の田園、梶原の山々も望まれる。』...

 "田神社"といえば、拝殿の中に掛かる神額にある通りの名である。埴安命・・・福岡の地の各所に数多く鎮座する『地禄神社(じろく-)』が多く祀る、日本神話にもその名を現す土の神、大地の神。

 なお、那珂川町の域内には『天神社』とされる神社が複数存在しており、この神社はそのうちのひとつである。

 所在は福岡県筑紫郡那珂川町大字道善311の北隣の区画。近場に蓮教寺、天理教会、那珂川(キリスト)教会、町立恵子児童館、町立町民体育館などがある。