最低賃金 | 撫塵は昨なれども、耳順催す

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残された人生を穏やかに暮らしたい。ささやかな願い。
しかし今は貧困層にいるので、そのためにはこの歳からでも
なんとか生活再建をしなければなりません。
そんな心身に不具合を抱えた中高年齢者の生活奮闘記です。

( 素材 by   pixabay   )

 

 

 

今年も最低賃金が50円ほど上がるそうです。

一見よいことのように思われますが、決して良いことばかりではない、
むしろ弊害の面も多々ある改定だとわたしなんかは考えています。

去年も同様の記事を書きました。

 

 

 

特に中小企業は不景気の中、かつかつで経営しているところも多いです。
そういうところは人件費を上げる余裕などありません。

そういったところで強制的に人件費を上げれば、最悪倒産します。

そうしたい者たちがいるのです。

あの竹〇〇蔵氏やア〇キ〇ス氏らが何年も前から
最低賃金の増額を訴えてきたかのは何故か。

中小企業をより苦境に追い込みM&Aビジネスを推進するためです。

賃金を増やしたいならば政府は法人税率を上げればよい。
余裕のある企業ならば「税金に取られるくらいなら人件費に使おう」
というインセンティブもそれなりには働くはずです。

また消費税減税(できれば廃止)すれば派遣社員の費用は
「課税仕入れ」のため企業にとってメリットがありますが、
税率が下がればそのメリットも下がるため、
これもまたそれなりにインセンティブになります。

こういった施策はなにもしない、わたしたちの国の宰相は今回の決定を受けて、
「今回の最低賃金の力強い引き上げを歓迎したい」と述べました。

なんと暗愚なことか、とわたしは思います。