献血 | ヒャクゴウ、地球を駆け抜ける

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思いっきりやりたいことを、真剣勝負でやります。そんなヒャクゴウの日々の記録とたわごと

「献血すると映画のただ券がもらえます。」
『みんなの日本語Ⅰ』第23課 恒常条件 AとB


あっという間に11月もみじ突入。
今年も残すところあと2カ月。

なんだか今年は色々とバタバタしていて、月日がたつのがいつも以上に早く感じられました。

さて、今日は日本語学校時代の思い出話でも。

3,4年前に受け持っていたクラスにいた韓国人男子男の子

彼はある日、

「先生、日本では献血すると何がもらえますか?」

と質問してきました。

わたしは今まで一度も献血をしたことがなく、よくわかりませんでした。


実はこの学生、国では「献血が趣味でした」

というのもあちらでは献血すると結構いいものがもらえるそうなのです。

彼はわたしと同様映画好きの人間だったので、芸術振興券のようなただ券をもらっていたようです。

「それに、血を外に出すことで新しい血が生まれますから、体にもいいですグッド!

というのが彼の主張


日本の献血で何がもらえるのか、私はちらりと聞いたことがあった
「ボールペンくらいじゃないの?」
と答えたら

「じゃあ、日本ではやりませんシラー

とのこと。

昨日渋谷駅前で見かけた献血の係員さん
「A,O,AB型のけつえきがたりません~~~!今でも病院で苦しんでいる方々がたくさんいます!」
と叫んでいらっしゃるのを見聞きして、ふとこの献血好き韓国人男子のことを思い出しました。

そこで少し気になりネットで調べてみると、日本の献血もなかなかなもののようですね。

特に新宿駅東口は充実しているようです。

ただ、献血をするからギフトがある、というのではなく
スポンサー企業によってさまざまな物品が寄せられて、血液提供者に配られるということだそうです。
しかも今は不況なのでもらえるものもとても少ないとか。もしかしたらゼロかもしれません。

ふ~ん、そうだったのか。

ヒャクゴウはこの学生に誤った情報を与えてしまいましたが、
もし正しいことを伝えていたとしても献血に夢中になって学校に来なくなっていた可能性もあるので、
やっぱり教えなくて良かったのかもべーっだ!
と無理やり自分を納得させてます(笑)

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