あの人に聞きたい 第6弾【日本語教師編4】 | ヒャクゴウ、地球を駆け抜ける

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思いっきりやりたいことを、真剣勝負でやります。そんなヒャクゴウの日々の記録とたわごと

秋晴れのお天気が続いていますね。
って今が12月、年の瀬であることをうっかり忘れてしまいませんか?

さて、今年最後のインタビュー記事です。
この特集も6回目を迎えることになりました。

今回お答えいただいたのは、いつも元気で、学校中にその澄んだ声が響き渡っているプリマ先生

日本語教師として、そして2児(小学生)の母として、毎日多忙な日々を送っていらっしゃいます。

が、プリマ先生のパワーはとどまらず、学生時代にされていたバレエのレッスンも再開。
親子でバレエをたしなむ、プリマさんなのです。
(「プリマハムじゃないからね!」と釘を刺されました笑)

そんなプリマ先生は、日本語教師をしながら出産・育児を経験されたという、珍しい経歴をお持ちです。
これから出産や子育てを控えていらっしゃる方、または日本語教育業との両立を考えていらっしゃる方は必読です。



Q1日本語教師を始めてから何年ですか?
かれこれ12年ぐらい

Q2日本語教師になったきっかけは何ですか?
①海外青年協力隊の説明会でこんな仕事もあるのだと知った。
②会社で海外支社の外人が日本語を一生縣命勉強していたから。


Q3日本語教師になる前は、何をしていらっしゃいましたか?
富士通で技術者として働いていた。(7年)

Q4今までどのような機関で教えていらっしゃいましたか。
日本語学校(今は3校め)

Q5学習者はどんな人たちですか?
韓国・中国の就学生

Q6妊娠中も教壇に立っていらっしゃったということですが、その時は週に何コマ
教えていらっしゃいましたか。

8コマ~12コマ

Q7その時気をつけていらしたこと。対策などがありましたら是非。
その時は2コマずつ教師が入れ替わる制度の学校だったので
3時間目~6時間目にしてラッシュ時を避けて通勤できるよう配慮した。
出産2カ月前まで働いていた。


Q82回目の妊娠中のときは、1回目と比べていかがでしたか?
保育園に行きながらだったので少しは忙しかったが、さほど変わらなかった。

Q9日本語教師という仕事のいいところはどんなところだと思いますか?
いつまでも若くいられる。
知らなかったことをいろいろ知ることができた。
異文化について、また民族性についても少しは理解することができること。


Q10反対に大変だと思うところはどんなところですか?
進学指導で思うように進まないこと
カリキュラムや学校のやり方が決められすぎて、自分の考えで教えることが
できないこともあること。
時給がやすいこと。


Q11今後の展望は?
できたら、海外で教えてみたい。(可能性はひくい)

Q12授業で工夫されているところはありますか?
怒り方・やる気の出し方・ほめ方
なるべく学生を平等に扱う・人間として扱う


Q13教えていらして、得意な分野はありますか?
活動てきなもの(プロジェクトワーク) でも今の学校はそれをやる時間がなく、
試験対策ばかりでつまらない。


Q14必携7つ道具は?
初級で使うオリジナル人間板目・教案・文法書・ポストイット・自分で作った練習
用プリント
類義語辞典・マジック


Q15ためになった本は何ですか?
月刊 日本語

Q16自己研鑽のためにしていることはありますか?
あまりしていないが、月刊日本語で必要なところを切り取って保管している。

Q17印象に残っている学生は?
問題児たち
卒業後大活躍し、連絡をくれる学生


Q18このブログには、日本語教師を目指している方にもお読みいただいていま
す。 そんな「日本語教師の卵」にメッセージをいただけますか?


同じテキスト・科目でも相手が変われば、授業の仕方も変わります。
いつも一通りのやり方だけをやるのではなく、相手をみながら、やり方を工夫し
てください。
自分に自信がないとき、いくらベテランの授業を見学してもそれだけでは、解決
しません。
いろいろ対応できるマルチな教師になってください。



以上です
プリマ先生、ありがとうございました~~~
みなさん、プリマ先生に拍手~~~~~アップ

ま、案ずるより産むがやすし、ってことなのでしょうか?

そして、私たちはもっとプロとしての自覚を持って臨まなければならないのだな、と改めて思いました。

新人さん先生が集まっていると井戸端会議的に
学生への対応や、
文法の話、
授業での失敗談
などなど語っていらっしゃるのを見かけます。
それは経験の有無に関係なく語り合うべきことですが
同じレベルの人たちと語っていて堂々巡りになっていることもしばしば

まずは自分でいろいろ調べた上で、疑問なり問題的なりするべきだよな、と思います。

もちろん、自分への戒めとして。

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