凡人社にて | ヒャクゴウ、地球を駆け抜ける

ヒャクゴウ、地球を駆け抜ける

思いっきりやりたいことを、真剣勝負でやります。そんなヒャクゴウの日々の記録とたわごと

昨日は午前中の仕事を終えてから、
麹町にある日本語関係の書店凡人社へ行きました。

凡人社では土曜日になると無料のセミナーが開かれ
現役の教師にも、あるいは教師の卵さんにも
非常にためになるお話を聞くことができます。

斜め下にあるリンクの凡人社のところをクリックしていただけると、サイトに飛べます。

さて、今回私は久方ぶりにセミナーに参加しました。
(無料のコーヒーサービスがあるのですが、私はコーヒーが飲めませんしょぼん

今回は、オーストラリアの大学で教鞭をとっていらっしゃる先生による
「学習者主体の考え方を生かした教室活動」
というテーマでのお話でした。

今現在、日本語教育会では
教師が言ったことをリピートさせる方式より、
ロールプレーや活動など、コミュニカティブアプローチで授業を行うべきだ!
という考え方が主流です。

その中で教師ではなく、学習者が主体となって授業に参加する、あるいは進めていくということが
非常に盛んに研究されています。
また、我々教師も授業にそのような考え方を取り入れています。

とはいっても、日本における日本語学校の多くは、
受験のための予備教育のためのカリキュラムを組んでいるところが多いため、
毎日やることが多く、時間との闘いです。(時間と学生との闘い?)
そんな中で、学習者が積極的に参加できるようにするために、
ささやかな部分でしか工夫ができないのが現状だと思います。

目から鱗だったのは、
先生が実践されている漢字の授業のグループ分けでした。

クラスを小グループに分け、
その中に漢字が分かる学生を先生役として配置し、
双方に責任を持たせて、授業を進めていく、というもの。

これは「学習者同士のコミュニティー」を作るという大事な要素なのだそうです。

共同体ができると、
自分だけの問題ではなくなります。
自分が失敗すれば、周りも失敗する、という責任を負う。
これが、非常に大事なのだそうです。


もちろん、理論は理論ですから、
実際問題、さまざまなバックグラウンドをもつ学生が集まる大学と
同じ国籍の学生が集まる予備校的なクラス、とを
同じように考えることはできません。
理論ばかり見ていたら、現実が嫌になってしまいます(笑)

なので、理論を勉強しつつも、
現実を見て、
バランスを取りながらよりよい授業づくりをしていきたい
と思うヒャクゴウなのでした。

いま、とっても勉強に意欲的なヒャクゴウです。
皆様からも、いろいろ学びたいと思っているので、
どうぞよろしくお願いしますラブラブ!
しかも、その後、1万円近く(4冊)本を買ってしまいました。
6月から仕事が減って、金欠になるのに・・・
そんなヒャクゴウに愛のペタを!(笑)
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