2021年に生まれた長女。

次男が亡くなって、どうしようもなく赤ちゃんが欲しかった。

妊娠は怖かったけど、それよりも何よりも赤ちゃんが欲しかった。


妊娠がわかり、最初の産婦人科では涙がとまらなかった。

嬉しさよりも悲しさがこみ上げてきて、どうしようもなかった。


8ヶ月目、今までは順調だったのに、まさかの次男と同じ「心臓が右にある」と先生が他の先生を呼び確認していた。

詳しくは超音波やMRI検査をしましょうと、何がなんだかわからず帰宅。


この流れも次男の時と同じ。信じられない気持ちで心が折れそうになりながら、でもまだ何もわからないと、過度に心配しないように自分に言い聞かせた。


検査の結果、完全内臓逆位だった。体の内臓や血管など、全てが左右逆になっている。これ自体は病気ではないが、この子には更に心臓に穴が3ヵ所開いていたのがわかった。

内臓逆位に心室中隔欠損。


それでも元気に生まれてきてくれた。

心室中隔欠損の穴は8mmと大きくて、1歳までには手術と言われていた。


けど長女は先生の予想を超えて元気で症状が全くなかった。穴のサイズを計り間違いかとエコーをしたほど、元気だった。


そして、今日、いや昨日の検診で、穴は3mmまで小さくなっているので、もう手術することはないだろうとのこと。

2歳半にして、もう心配をしなくていいんだと思うと、ホッとして良かった、本当に良かったと、嬉しくてブログにしました。ただ残したかっただけですね。




身の回りの事が何とかなりそうだったので、先生に電話をし胎児治療の希望を伝えた。


直ぐに東京の病院に連絡をしてくれて、胎児治療を受けるには羊水検査がいることがわかり、急いで受ける事になった。


胎児治療はまだ臨床試験の段階であること、その評価のため、もし横隔膜ヘルニア以外の病気や障害があれば胎児治療の対象にならないとの説明だった。


急遽だったが、数日後にその先生が検査を担当してくれて、これも無事にすんだ。


そして紹介状を書いてもらい、翌週に東京へ向かった。


胎児治療を受けようと思ってからは、結局いつもの先生に診てもらう時間もなく相談することもなく東京へ行く運びとなった。

普通の妊婦さんに比べて妊婦健診の回数は多かった。病院は大阪でも大きめの病院で8割がたは初診の先生と助手の先生がみてくれたが、時々別の先生になることもあった。


ここで一つの選択肢が出てきた。


いつもの先生は胎児治療については特に私に勧めはしないし、先生から切り出して話があることはなかった。しかし時々診てくれる先生は胎児治療について私の場合は赤ちゃんが重症なので適応となること、時期的には今がラストチャンスであることなど、気になったら何でも聞いてと積極的に情報をくれた。


自分でも不思議なくらい胎児治療に興味をもちだしていた。この治療を受けない理由を挙げてみた。入院期間が長いこと、東京の病院でしか受けれないこと、長男の幼稚園や世話のこと、夫の協力の可否など。


色んな理由をあげても、どれも頑張れば何とかなるんじゃないか、赤ちゃんの命と比べたら何でもないことに思えてきた。


幼稚園に電話をしたら先生が週に1回のお弁当を用意してくれることになり、夫も土日休みの帰りも定時に帰らせてもらえるようにし、ママ友には長男の送り迎えに預かりまでお願いした。誰もが快く引き受けてくれて、本当に今思っても感謝しかない。


長男には赤ちゃんの為に東京に行き2ヶ月位会えない事を話した。泣いて泣いて嫌だといっていたけど、何とか子供なりに理解してくれた。きっと理解するしかなかったんだろうと思う。まだ4歳なのにかわいそうだった。


このとき、産むと決めた時よりも強くお腹の子を生かしたいと思っていた。