Horizon Zero Dawnをクリアした | KMのゲームブログ

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気ままにゲームの話など。

ホライゾンゼロドーンをDLC分も含めてクリアしました。

トロフィーは2周目要素以外のものは全て獲得。

 

 

バニラ部分の終盤の最終決戦のあたり。

サイドクエストに関しては、「どこそこに行って誰それを倒して素材を取ってこい」というようなお遣いクエストばかりでちょっとワンパターンでしたかね。

正直なところ、サイドクエストに出てきたNPCは一緒に山賊狩りをしたニルぐらいしか印象に残っていません。

あとは今作の会話台詞の傾向として結論を言わないタイプの婉曲表現や、「えー」「あのー」といった文章的に無意味な表現が多用されていて結構イライラさせられました。

ゲーム的には指示された場所に行けば話が進むので会話は飛ばしても大丈夫とはいうものの、煩わしいのはどうしようもないかなと。

 

 

順番が前後してゼロドーン計画の話。

SFでは定番ネタの機械が暴走して文明が滅びたというアレ。

物量に負けた的な感じの描かれ方でしたが、狩人たちが普通に槍や矢で戦えているところを見ると自動小銃や航空戦力、ミサイル兵器その他諸々を持っている旧文明の人類が負けた意味が正直わからなかったりします。

データ類の文章などは殆ど読んでないというか半分ぐらいしか見つけていないので、実は敗北した決定的な理由が書いてあるのかもしれませんけど。

 

 

DLC部分のクエストなど。
バニラ部分のクエストの大半がパシリだったことへの批判があったのかは分かりませんが、DLC部分のクエストでは依頼人も戦闘に参加するパターンの物が多かったです。

 

 

以下、項目ごとの感想。

・ストーリー

話としては文明崩壊のSFものとしてはわりとよくある展開。序盤早々に退場したロストが黒幕なのではないかと邪推してみたり、逆にロストは生きていてアーロイのピンチに颯爽と現れるのではないかと勘繰った程度にはよくある展開が続きました。

 

 

・サブクエストなど

良くも悪くもお遣いが多かった印象。選択肢によって展開が変わるということも殆どなく、大半は依頼が終わればそれまでという関係性なので特別思い入れのあるキャラができたりということはありませんでした。

 

・マップ

街道や焚き火付近にまで敵が配置されていたのが最大のがっかりポイント。あれだけ普通に機械獣がうろついてると一般人は間違いなく街の往来ができないと思いますが大丈夫なんですかね。ゲーム的には単純に面倒臭い以外の感想がなかったです。

山はオープンワールドにありがちな不自然な崖や岩場が多くて辟易。登り口が微妙に見え辛い/分かり辛かったりして、正規ルート以外のところからジャンプ連打(いわゆるベセスダジャンプ)で強引に登山したりすることも多かったです。

 

・操作周り、UIなど

ダッシュ頻度が物凄く高いゲームなのにダッシュボタンが左スティック押し込み固定。スティック押し込みによるコントローラーへの負荷もさることながら、ちょっとした段差でもダッシュが解除されたり、水中でもダッシュボタンを押さないとのんびり平泳ぎしてたりとあらゆる場面で不便でした。

ただ移動してるだけなら良いですが戦闘中でもうっかり水に落ちると容赦なく平泳ぎし始めたりしますしとにかく厄介でした(しかも優雅に水を2掻きしないとクロールに変わってくれない)。

普通にR1ボタン長押し+左スティックでダッシュのような割り当てで良かった気もします。キーコンフィグがあればまだマシだったかも。

UIに関しては罠や耐性ポーションなどを使う際にアイコンマークのみで文字がないので瞬間的に分かり辛かったかなというぐらいでしょうか。

あとはアイテム所持枠がどう考えても少なすぎる問題と、武器にソート機能がなくてぐちゃぐちゃ必至というあたりが非常に重大な減点ポイント。

 

・スキルなど成長要素

レベルが上がってもHPとスキルポイントが増えるだけなので、正直強くなった感じは殆どありませんでした。

スキルに関しては全体的に槍攻撃関連が不遇というか与ダメージと被ダメージのリスクが見合っていないのでバランスは悪いかなと思います。スキルの習得順は既プレイ者だと誰でも似たような取り方になるんだろうなという程度には優先度の高いものと低いものの差がはっきりしています。

 

 

・戦闘

プレイした人によって評価が分かれそうな箇所だと思います。

弱点にあわせて最適な武器を選ぶというのはTPSゲームとしてみればよくできていると思うかもしれません。

その一方で近接攻撃の追尾性能が高すぎて毎回挙動(攻撃範囲)や発動タイミングが変わるのをどう判断するか。

純粋な狩りゲー/アクションゲームとしてみると落第点ということになるかもしれません。個人的にはアクション面を期待していたので近接攻撃が中型以上の機械獣に対してはほぼ死に要素だったのが残念でした。

ゲームを進めていくにつれて攻撃力の方はそれなりにインフレしていきますが、防御力の方は殆ど変らない影響でレベル50を超えても序盤の難敵相手にゴリ押しできなかったりするあたりは好みが分かれそうなところ。

武器改造で火力は上がっているので短時間で倒せるようにはなっていますが、被ダメージの大きさの問題から遠距離戦メインなのは変わらず。

終盤に手に入る古の防具まで取れば防御面も改善されますが、DLCのエリアでは一撃で体力ゲージの8割9割、或いはそれ以上を削ってくる敵が当たり前に出てくるのであまり意味がなかったり。

移動やイベントシーンよりも戦闘している時間の方が長いゲームなので、終盤になってもボス戦のような緊張感と立ち回りを要求されるのは面倒に思うことが多かったです。

矢を調合して罠を用意して武器を持ち替えて、持ちきれないアイテムを処分して敵からアイテムを回収して・・・なんてことを毎回やる羽目になっていたので、最大でも120枠止まりの素材所持数だけでもどうにかならなかったのかなあと思います。

戦闘自体は追尾性能の高さと貧弱な防御面の問題で接近戦を挑むリスクが高いので罠やロープを使って嵌め倒す感じになりがちでした。あるいは敵の感知外/移動範囲外からひたすら長弓でトリプルショットを撃ってすぐに範囲外まで逃げるを繰り返すような姑息戦法。

未発見状態だと敵が殆ど動かないので、命懸けで近づいてロープで拘束したり凍結させたりするよりも楽に倒せるという、わりとどうなのと思うような仕様もあったり。

狩りとはそういうもんだと言ってしまえばそれまでですが、モンハンで言うところの閃光嵌めや麻痺罠連打のようなことを毎回やらされていたのであまり気分は良くないです。

 

 

・総合的に

神ゲーだと評価する人の気持ちも理解はできますが、個人的には75点ぐらいの作品。

狩りゲーとしてはモンハンワールドの方が完成度が高いと思いましたし、

オープンワールドゲームとしてはスカイリムには及ばないと感じましたし、

お散歩ゲームとしてはアサシンクリードシリーズの方が気兼ねなく歩き回れますし、

ストーリーの濃さではウィッチャー3に軍配が上がる、そんなゲーム。

色々と惜しい作品でした。

 

 

といったところで今回はここまで。

最初にプレイした第一印象というかパッと見ではとても良さそうなゲームでしたが、実際にプレイを続けてみると結構重大なところに粗が残ってしまっていたのが残念でした。

個人的には敵の追尾攻撃の仕様が好みでないので、何かの気まぐれでも起きない限りは2周目をやることはなさそうかなと思っています。