稽古日でした

先週の稽古時に催したプチ茶会
(待ちに待ったベビちゃんの誕生で暫くお稽古をお休みするお弟子さんが亭主でした
)の感激が
まだ残っているらしく、
皆さん
お稽古にもいつも以上に身が入っている様子です



濃茶が終わり、薄茶席のお床には
ご主人が30年くらい前に
お宮参りをした時に着たお着物、
もちろん、
ベビちゃんが産まれたら
これを着用してお詣りに伺うもので、
代々大切に受け継いでいく…というものを
掛けました。
お古い物なので、流石!!
刺繍も金糸がたっぷりと使ってあって、ふっくらとして、それはそれは見事なものでした

お花は、
挿枝袋の中に照葉と椿を。
挿枝袋は中張りの裂地が赤色で、難を逃れる意味があります♪
茶碗は、
来年産まれてくるベビちゃんの干支である巳柄、
形もぷっくりしていて、
まるで今のご亭主のお腹のよう。
ヘビも、パステルカラーで描かれていて
ハート型に巻いています♪
蓋置きが「三鈴」
福音が聞こえてくるように…とか
男子ベビちゃんと分かっていますので、
男の子の玩具であるお馬さんの馬鈴ともかけています。
茶杓の銘が「響」
良い知らせが響いてきますように…
という願いからです

次茶碗、三客茶碗共に、
今年の干支の「龍」
今年から始まった東雲教室。
今年頂いたご縁、ということで龍を使いました。
茶歴だけは長い私は
もう何百回と茶会に参りましたが、
こんなに一座の心がひとつになった茶会は
数えるくらいしか経験がありません。
お茶の稽古をはじめてまだ浅いお弟子さんですが、
一座建立の醍醐味をこの茶会で経験できた様子でした。
そして、
昨日のお教室の床がこちら。
先週のプチ茶会で
席主を務めたお弟子さんから頂いた
「太っちょカエルの王子様」という香合を置きました。
カエルは私が集めている大好きなモチーフ


それを覚えていてくださって、
更に、探して頂いた時間を考えると、
更に更にカエル王子に愛着が湧きます



嬉しくて、翌週直ぐに使わせていただきました。
大切に思う物、
大事に思うひととき。
ほんの一瞬でも
分かち合える時間を持てたことに
心からの感謝を。
宗華



