久々の更新となりました。気がつけば、早いもので、もう9月です。時が確実に過ぎていくことへの安心感がある一方で、夏から秋へと季節が移り変わっていくことに、少し寂しさも感じています。


ここ数ヶ月は、意識的に本を読む時間をつくることで、自分の気持ちから距離を置く練習をしています。内容が頭に入ってこない時は何度か読み返しながら、読み進めています。朗読が良さそうな気がしました!笑


直近で読了した本は、ヤマザキマリさんの『ムスコ物語』と、小川糸さんの『ツバキ文具店』の2冊です。感想文は苦手なのですが、少し記録として残させていただきます。



(ネットのフリー画像を貼付しました。)


まず、ヤマザキマリさんのエッセイ『ムスコ物語』についてです。実は、この本は2回読みました。


1回目に読んだときは、集中できず、内容が頭に入ってきませんでした。少し時間を置いて、もう一度読み返しました。


日本国内だけでなく、海外で暮らし、様々な文化や価値観に触れながら成長していく息子さんの姿と、ヤマザキマリさんの生き方を読んでいると…正直どのように記したら良いか悩みますが、本当に色々な生き方があるのだな、と…。そして、自分は自分の知っている範囲だけで物事を考えていたのかもしれないな、と気が付きます。視野が狭いのですよね。


自分には、海外へ飛び立つ勇気はありませんが、読みながら、少しずつ心が広がっていくような、視野がひらけていくような感覚がありました。どのような方でも、人それぞれに悩みや葛藤があるのだということにも、改めて気付かされます。


物理的に遠くへ行かなくても、知らない世界や誰かの生き方に触れることで、自分の中の世界を少しずつ広げていくことはできるのかもしれません。そのようなことを感じられました。


次に、小川糸さんの『ツバキ文具店』についてです。


大きな事件や劇的な展開はないけれど、鎌倉を舞台に、代書屋である主人公が、依頼された手紙に向き合い、考えながら手紙を書いていくことで、依頼主それぞれの人生や思いに少しずつスポットが当たっていきます。手紙を書く紙の質や字体、インクの色、筆記具にまで考えを巡らせている点も素敵だな、と思いました。


静かに物語が進んでいくので、読んでいると心が平坦になり、自然と落ち着いていくような感覚がありました。最近の自分には、このような穏やかな物語が心地よかったです。終盤は、ほんの少し展開についていけなくて、少し戸惑いましたが、穏やかな気持ちで読み終えることができました。


最後に、この本には可愛らしい仕掛けがありました。ページの左下に、パラパラ漫画(イラスト?)が描かれていて、かわいらしくてほっこり。


小川糸さんの他の作品も読みたいのですが、まずは続編の『キラキラ共和国』を読み始めようと思っています。


内容がうまくまとまっていない気もしますが、今回はここまでにしたいと思います。