今年最後のキャンプ、前回ついにタイヤ凍結するほど寒くなったので舞台はいよいよ伊豆へ。

伊豆、始めた頃から候補には上がっていたものの、あまりのメジャーっぷりとパッと検索した際の相場の高さに今まで手が出ないでいたのですがしつこく探したら過去一お得なサイトを見つけたので行ってみることに。

ちなみに気温は地元とほぼ同じで寒すぎる事はないだろうなんてタカを括りつつ出発。



今回の装備更新はリヤシートに乗っかった木製のキャスター付きコンテナ。ホムセンでベニヤと端材とキャスターを買ってきてネジで組んで安い黒スプレーで仕上げてフックは100均のものを取り付けた自作仕様。


バッグと違って一応青天井で積める(いや積まないが)、キャスターが付いてるからとりあえずの持ち運びが一気に楽に…と目論むも、キャスターが自在式なため右に左に振れまくる、その動きはまさに暴れ馬(笑)。


…これは要改善。それ以外は不安をものともしない安定感の高い運用性でした。



それからバッテリー内蔵型電熱グローブ。今までは車体の電力を流用するものはありましたがバイクのバッテリーに依存するものがイマイチ信頼出来なくて(暖かいのは理解してる)グリップヒーターすら付けずにハンドルカバーで凌いでいたのだけどこれなら試す価値はあるだろうと購入してみたらこれが凄い。


袖口のスイッチを押した瞬間からもう暖かい、一見ただの冬グローブ、しかもホムセンとか二輪館のワゴンにありそうなぼってりした安っぽい見た目なのに(実際電源OFF時の単体としての能力はその通り)、立ち上がりの素早さと暖かいを通り越して熱いくらいの加熱性能は驚愕すら覚えます。


実際その場に居合わせた職場の何人かに試してもらいましたが皆一様に


『????!』

みたいな反応でした。

もっともこれは室内の話で実際バイクで走行するとどうかというと気温の低さに熱は奪われるし室内ほどではないにしても、無いのに比べれば十分な暖かさ、今回伊豆高原(暖かいとはいえ5℃切るところもあった)を一日走りましたが充電が切れることもなくしっかり仕事してくれました。


何より外的に加熱してくれてるという安心感が精神的に余裕を生んでくれるんですね。これは買って正解でした。


ちなみにヒーターベストも持っていますが、ユニクロのインナーダウンベスト(非加熱)と大差ないです(笑)。ただ世に出て間もない製品だからこの先どう進化していくかは期待しています。


ということで目的地手前のマックスバリュで買い物を済ませR135から山道を登ること10分ほどで目的地のキャンプ場に到着したのが14時半くらい、まあまあ予定通り。


第一印象は『狭い』、オーナーが自分の敷地を改修して使いやすさ重視で作り上げたキャンプ場なのか、自然は少なめで芝生で造成された整然とした印象。


そのかわりバイクでも入って行きやすいしオーナーが気を利かせてサイドスタンドに敷く板切れを持ってきてくれました。これが地味に有難いんですね。


ちなみに予約は自分だけで完全な貸し切り状態、といっても着いた時オーナーの友達がふたりパターゴルフして遊んでました、その後上の方に移動したけど(笑)。




林間サイトとかと違って自然の中にいるというよりは管理された専用の広場、といった趣き。


おかげで設営が楽。




性懲りも無く今回も新幕です。

今年流行りに流行ったパップテント、コット使うならこれがいいのかなと購入しました(カード会社のポイントで)。


使ってみて分かったことはドーム型やティピーと異なりテント内部と外との境界がなくなる、ということ。




生地がナイロンやポリエステルと違って仮に火の粉が飛んでも一瞬で燃えたりしないTCコットンという素材なので焚き火が近い、それをテントの中から寝そべりつつ眺めたり出来る、確かにこれはしたことなかった。


もうちょっと暖かい素材のマットを持って来てたら焚き火見つつ寝てたかもしれない(あぶない)。





幸い寝なかったのでメシです、マックスバリュに大したものがなかったので無難に豚ロースとカシラです。




寒かろうということで湯煎で温めるモツ煮も。しかし鍋に対して少なすぎ。ご飯の進む味の濃さでした。




あ、そういやケトルもトランギアのものに。メスティンは未だ出番がありません、ダイソーのが使い勝手がいいんですよねサイズ的に。


他所より暖かいとはいえ寒いことに違いはないだろうと備えてましたが、夜は爆睡レベルの快適さで過去一番の快眠。


そのかわり明け方は普通に冷え込んで凍りはしないまでも結露がテントを濡らし、そうなるとコットン系、しかもシングルウォールともなるとちょっと面倒なことに…なんかあちこち微妙にしっとりさせながら朝を迎えました。ついでに夜より寒い(笑)。


急いで火おこしして暖を取りつつ朝ごはん。




前回と同じですね、はい。




ちなみに薪はタダ。

さすがに直火は不可だけど灰もゴミも引き受けてくれるので迷惑にならない程度に焚き火を楽しめます。


なんて楽しんでいたら日が差してきて、それが見事に焚き火と重なって12月も終わりそうだというのに半袖にならざるを得ない暑さ、しかも日焼けを心配するレベルの日差し。


そんな中せっせと撤収し着込んでバイクに乗らにゃならんというのは実にしんどかったですがクリスマスの奇跡ということにします。


そういえば申し込みの際に近所の町営温泉の半額券も貰ったので昼間っからどっぷり浸からせていただきました、正に至れり尽くせり。リピート確定、また天気と相談して来ようと思います。


まあ、帰路のツーリングがキツめの寒めでバッキバキに体固まってしまい温泉意味なし(笑)。


春から始めたキャンプも6度目、バイクでのツーリングも兼ねて色々行きました。本栖湖に霧ヶ峰、精進湖に今回の伊豆、こうしてみるとまだまだ。


キャンプ装備も増やしたり削ったり、バイクにしてもまだやるべきことはありそうなので課題が見えてきたという意味で良い一年目になったなと思います。