そう、それはアッグガイ。


思えばこれも初めて作ります。
そういう方も多いのでは。
何故なら『カッコ悪い』から。

肥大化した逆三角の頭部、シュミレーションゲームが遊べそうなマス目を持つMS史上最大サイズのモノアイ、そして®️指定を受けそうな用途しか思いつかない両手の触手‼️

試作メカという名目ですが一体どのようなコンセプトでこの形状になったのか…触手がグフ同様のヒートロッドとして格闘戦に特化させたとしても、大きな頭をはじめとした鈍重そうな胴体に無理があり、索敵性の高そうな頭部が偵察などに向いているかと言えば明らかに逃げ足悪そうだしで

ホント何がしたいのかさっぱりわからない

そういう不穏な雰囲気を当時幼心に察してしまったのか、今の今まで手を出せず仕舞いだったわけですが、今回の旧キット祭りがいい機会となりました。


さて仮組み。肘、手首、膝に足首これらの箇所がいつも曲がる方向に曲がってくれません。

手首と足首は固定だし、肘膝は横回転しかしてくれないという徹底した割り切りっぷりです。むしろ清々しいくらい。

けれど、意外にボリュームがあり組んでみると予想外の満足感があります。ていうかイメージを裏切らない愉快なスタイルについ笑みが出ます。もうこのまま完成させるかと惑わされるレベルの面白さ。

とはいえさすがに気になる箇所はあるので流れに飲まれることなく手を入れます。

まず胴体、四肢と頭部はポリキャップ接続に変更。股間が広過ぎてオムツ履いてるみたいなので胴体を真ん中で分割してクサビ形に幅詰め。


あと頭部の厚みを増して取り付け角も変更して前を向くように。口、というか鼻❓の放熱フィンらしきものは継ぎ目が面倒そうなのでプラ板で作り替え。


手足。
可動はともかく塗装の便を考えてポリキャップ接続にしたりT字ランナー駆使したり。



元キットよりは足首が独立可動する分ポーズに幅が出る…かなぁ。


組むとこんな感じ。ちょっとだけスタイルが引き締まった、ようなそうでもないような。

大体済んだので塗装に入ります。