鍵を高温にさらす
実験をしてみました。
アートクレイシルバー(以下ACS)と鍵を同時焼成した時、
鍵はどうなるのでしょうか?
まず鍵を用意します。
合い鍵屋さんの協力で要らない鍵をご提供頂きました。
(ピントが合ってなくてスミマセン)
そもそも鍵の材質はなんでしょう?
合い鍵屋さんもよく判らなかったようでハッキリとは答えて頂けませんでしたが、
削った断面を観察してみる限り真鍮ではないかしら?と思います。
(実験の割にあやふや・・・(´`;)
そこにプリントコーティングしてあったり、
クロームメッキが施されていたりといった物のようです。
表面に差はあれど材はみな同じのように見えます。
ではこの中から、
こちらの鍵を電気炉の中に入れました。
650℃で30分保持、ACSの最低焼成温度の設定です。
水を用意できなかったため、ドライヤーの冷風で徐冷しました。
表面にススが付きましたが、
ティッシュで拭いた後ステンレスブラシで磨いたら黒いものは取れました。
試しに力を掛けてみましょう。
手で簡単に曲がってしまいます。
見事になまってしまいました。
うーん、これでは鍵として使う事が出来なさそう・・・。
次に、800℃で10分保持(ACS油性ペーストの焼成温度)してみます。
材が同じようなので、今曲がった鍵を入れました。
ススも焼け切れるぐらいの高温!表面は荒れてますが。
そして形状がまた真っ直ぐに戻っています。
で、また試しに曲げてみたのですが、
か、固い・・・(@@;)
高温にするとそうなるのか、
2度焼したからそうなったのか、
はたまたどういう作用なのか、
説明する術を持ち合わせていませんが、
とにかく実際に先程よりも固くなりました。
高温により酸化して折れるのではないかと、
特に根拠はありませんが予想していましたので、
同時焼成になんとなく希望が持てる結果になりました。
まだ使える鍵がありますので、
時間をおいてまた、いろいろなパターンで実験したいと思います。