日本人は不動産が大好きです。
「いつかは自分の家かマンションを持ちたい」
平成25年度版土地白書によれば、そう考えている人は79.8%にも上るそうです。
80%を切った、という事がニュースになったぐらいですから、過去は9割近くの人がこう考えていたわけです。
ここまでいくと、日本人の持ち家信仰は宗教にも似た信仰心があるように思われます。
「マイホームを持ってこそ一人前」
「いずれは一国一城の主に」
「マンションは若いうちに無理してでも買った方がいい」
「賃貸よりも持ち家の方が得」
「家は資産」
「家賃とローンが一緒だから買った方がいい」
不動産に関しては様々な事が語られます。
しかし、それは果たして本当の事を語っているのか、ちゃんとデータを基にして考えた事のある人は少ないと思います。
大して考えもせず、こういった都市伝説まがいの俗説を信じて多くの若い夫婦が今日もマンション、一戸建てを購入していきます。
そして10数年後、思った程給料が上がらない、会社をクビになった、病気になってしまった、などの理由でローンの支払いが苦しくなり、
子供を大学に行かせてやれない、下宿させられない、旦那の小遣いが無くなる、奥さんが働かざるを得なくなる、最悪はどうにもならなくなって差し押さえられる、そんな悲劇が次々と起きてきます。
「こんなはずじゃなかった・・・・」
と言わないためにもちゃんと自分で調べましょう。
世間一般で言われている常識をそのまま信じてはいけません。