昨日、今日と韓国は本当に寒い日が続いています。
こんな夜は暖かい部屋で何かおもしろい動画がないかなって
YouTubeを見ていました。

そこで目にとまったのが以前にも一度見たことのある動画..

韓国のオーディション番組で

「コリア ゴット タレント」という番組があります。


もう4年ぐらい前になるんですが一人の青年が出場しました。

名前はチェソンボンさん 当時22歳。


彼がマイクの前に立つと
3人いる審査員の中の1人が質問します。

「何をされているんですか?」

「土方をしています」

 


質問のやりとりから、彼は3歳の時に孤児院に預けられ

院内の暴力に耐え切れず、5歳の時に抜け出して

17歳になるまで階段や公衆トイレで寝ながら

ガムとか栄養ドリンクを売って生きてきたと言う...

 


韓国では有名でこの動画では語られなかった内容は

14歳になるまで自分の名前を知らず

常に「おい!」とか「クソ野郎」と呼ばれ

ヤクザに麻薬中毒にされたり、山に埋められたり

身売りされそうになったり、防火犯にしたてられ逮捕されたり

壮絶です....

もちろん小学校も中学校も通えませんでした。

 


そんな生い立ちの彼が唯一、心を惹かれたのが

ナイトクラブでガムを売っている時に聞いた
声楽の歌だったと言う

ふつうナイトクラブというと
賑やかな歌を歌っている事が殆んどだが

その時は声楽を誠実に歌っている姿に魅力を感じたと...


動画の最初の方は、こういった今までの生い立ちが話され

韓国語のやりとりなので2分45あたりから歌が始まります

 

歌い始めると彼の表情が変わるのに注目!

どん底の世界を見てきた彼が歌を歌い始めると

なんとも高貴な表情になります(驚)

 

そして、その声も清らかで何故か慰められる歌声..

会場からも彼の歌が始まるや否や、涙を流す人たち...

私も動画を見ながら感動して涙しました..

どうぞご覧になってみて下さい...
歌は2分45秒から始まります。
人間ってすばらしい...