申し込んだ講座のキャンセルや当日の欠席、
友人との約束や仕事のアポなどのキャンセルや日程変更など
誰にでも一度は経験があるのではないでしょうか。

急な体調不良やご不幸があったり、お子さんが熱を出したなど、
その時々の突発的な出来事で、キャンセルや欠席を選択せざるを得ないこともあります。

友人との約束でも、仕事のアポイントメントでも、そのようなことあると思います。

これは、「その時の自分にとって、一番何が大切なのか」
を判断し選択するということであり、
それを相手の方にも表現する行為になるのだと思います。

約束をした日の直前や当日のキャンセルや連絡のない欠席、
お会いする日程候補日を連絡してもなかなか決まらない、
その候補日を過ぎてもお返事がない、
候補日の直前にキャンセルされるなども仕事や友人関係の中で経験した方も多いと思います。

そうされた時、あなたならどう感じますか?
快か不快かで言えば、不快に感じる人が多いかもしれません。
または、相手の事情を察して心配になる人もいると思います。

そんな出来事に出逢った時、自分が不快にならずに
相手との関係性をよい状態で保つには自分の受け止め方が大事になりますね。

相手に寄り添った考え方をするならば、
そうせざるを得なかった相手の事情を理解してあげることだと思います。

自分とのアポイントメントより、大事なものがあるということを
受け止めるということです。

でも、なかなかそんな想いになれないこともあると思います。
その相手の事情や対応の仕方によっては、
これまでどんなに信頼関係を築いていたと思っても、
あっという間に壊れてしまうことがあります。

1度だけなら理解してあげたいと受け止めても,
2度3度あれば、「ああ、あの人はそういう人なのだ」と
関係性を継続しようとは思わなくなることもあると思います。

こういう出来事の中で、私が最も大事だと思うのは、2つ。
キャンセル、欠席や日程変更をする場合
どんな事情だとしても、相手にお詫びの連絡やフォローをすること。
場合によっては、あらためて日程調整の連絡をして、誠意を示すこと。

でも、相手にその姿勢がないならば、
それは「あなたとの関係を私はそんなに重要だと思っていませんよ」
と受け取っても仕方ないのではないかと思うのです。
こちらが大切に思っていても、相手はそう考えていないこともあるわけです。
価値観、優先順位などの意識が一致していないことはあります。
または、その方もそういう対応をしながら、距離を置きたい心情かもしれません。

また、「いつかお会いしましょう」という言葉を使うこと、ありますね。
本当に大切にしたい関係、会いたいと心から思えば、
日時を決めてちゃんと会う約束をするものです。
そうでなければ、その「いつか」はやってこないのです。

こういうことがあった時、そこまで今は大切な関係や存在ではないという表明と受け取り、
そのようにこちらも距離を置くことが、お互いにとってよいことなのではないかと思います。

なかには、感情的になって終わることもあると思いますが、
大人であり、ビジネスの場面ならば、そこは事を荒立てず、
静かに遠のいていく…となると思います。

ここ最近起きた出来事の中で、たくさんの気づきや学びがありました。
人との関係を大切にする、信頼関係を築くということは、
どういうことなのか、あらためて考えています。