秋が深まってきて、紅葉がきれいな日々になりましたね。
今日歩いた川沿いの遊歩道。
私のお気に入りのウォーキングコースなんです。



先日、ある方とお会いしてお話している中での
大きな気づきがありました。

「待つことと育むことの大切さ」

今はIT社会。スピードが求められる時代。
メールをしたら、すぐに返信をする。
携帯ですぐに相手に連絡をする。
調べたいものは、すぐにネットで調べる。
レストランでも注文したいときはピンポンする。
レジでもお客様をお待たせさせないサービス。

だから、「待つ」という体験そのものが少なくなって
待てない人が多くなっている。
特に若い世代の方はそうかもしれません。

恋愛でも、相手を想いながら、長い手紙を書いて送り
返事が来るのを待ち、ポストへ行く・・・とか
公衆電話に並んで、彼に電話をする・・・
なんてことが、私の大学時代は、普通の光景でした。
携帯もない時代、大学宿舎の公衆電話、みんな
テレフォンカードもって並んでました(笑)

今、人とお付き合いが始まるのもメール。
別れるのもメール、ということも多いらしいです。

だから人との関係を「育む」という体験も
なかなかできなくなっているのではないかと・・・。

この二つを私は、子育てを通じて、学び直していると想ってます。
子育ては「待つこと」と「育むこと」なしでは、
できないことだと思います。

妊娠し、出産までの十月十日、育み
そして陣痛の痛みに耐え、生まれてくるその時を
待ちます。

生まれてからも、抱きしめ、授乳し、離乳食をあげ・・・
そして、成長とともに、できるようになるまで待ち、
心とカラダを育んでいく。

そして親子の関係、絆も育んでいくことに。

パートナーとも、同じだと思います。
お互いが、お互いを理解できるようになるまで
ある時間をかけて、「待つこと」と「育むこと」を
やって、幸せなパートナーシップが築けるのかと
思います。

どちらかというと、今でも待つことは苦手な私ですが
独身の頃に比べたら、これでもだいぶ待てるようになりました(笑)
まだまだ、なんですが・・・・。

教育に携わる人、また上司の立場にある人も特に
この「待つこと」と「育むこと」は必要になるかと思います。
リーダシップにも欠かせないことですね。

「待つこと」と「育むこと」

この二つの意識を、あらためて、自分の中に
しっかり落とし込んでいきたいと思いました。