石巻『テニスコートの復興』 | 希泉 ✈︎ 地球と生きるDiary ◡̈

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石巻


朝イチでこんな光景を見ました。


持ち上げてるトラックがひっくり返りそうになってた。

この日はテニスコートをいっきにかたずけよう!!

ってことでボランティアがぞくぞく終結。

中に入ると

自動車、自動販売機、などが転がり

床にはコートの面影はなく

ヘドロと、海の砂そして瓦礫だらけでした。

一番作業が難航したのは

コートが重なってヘドロがへばりついてるところ。

持ち上げてカッターで切り、排除を繰り返す。

重すぎて女性の力じゃまず難しいものでした。

写真に写る範囲のコートを動かすことさえ
男性も3人係でやっても難しく、

結局違う班のひとも加わり男性8人で行いました。




数時間も同じように作業・・・

ヘドロを  泥袋へ。


途中、
ネットの高い所に巨大なお魚が挟まって
腐敗していた姿も見つかったそうです。

“津波がここまで来た”
というリアルを感じさせるものでした。

また、コートをはがしてみるとすごく
綺麗なコンクリートが出てくる部分もあって

このテニスコートは津波前までは

砂などもなく。

綺麗なコートだったんだと思うと

今の光景がただ辛かったです。


同じ班のボランティア。

なんと、このうち3人は父親です!

奥さんや子供に

【どうしても行きたい】

と言って1人で今回参加。

普段会社で働いてる人って

なかなか来るの難しいと思ってたから

大きな驚きと尊敬を感じました。

床を何度も掃き・・・



数時間の作業後・・


片付いた!


腕や肩はパンパンだったけど・・・


崩れてしまったこの石巻の新館の地域に

またひとつ

避難所や、ボランティアのキャンプ場に

変わるんだと思うと

すこしホっとしました。



でも、本来のテニスコートに戻り・・・

街の人が行きかう場に戻るまで

まだまだです・・・。



いま必要なのは、まだまだ



人の手。