出典: https://www.metal-archives.com/albums/Vicious_Rumors/Welcome_to_the_Ball/4211

 

Dust to Dust (Vicious Rumorsのアルバム「Welcome to the Ball」より) 

作詞: Geoff Thorpe and Mark McGee

 

"The hands of time have brought you here"
 時の流れには逆らえず

"It's a long hard road to burn"
 お前は茨の道をあゆむ

"The hidden fire of liife has come unturned"
 何も結果を示せていないんだ

"The river runs, you've just begun"
 世の流れは過ぎ行き、

"To set a course for nevermore"
 もう希望は持てないだろう

"Lay down your tracks upon the shore"
 そうまるで海岸に残した足跡の様に

 

(コーラス1)

"Moving on from dusk 'til dawn"
 夕暮れから夜明けまで歩き続けた

"Passing by the years"
 何年も歩いてきた

"It's dust to dust for you my friend from here"

 だが結局ちりとなり終わるだけなのさ

 

"Living on the planet's web"
 自然の摂理の中で生き

"It can take you down anywhere you tread"
 その摂理に奪われる

"Emotions in motion paving the way"
 人生を歩んできたその心は

"Trying to make it through another day"
 前向きなのかもしれない

"Your soul is caged, you can't deny"
 だがお前の魂は閉じ込められていることはわかっているだろ

"You never know when your time lies"
 いつ飛び立てるかなんてわからない

"You're here and gone, like all the rest"
 他の奴らと同じ様にただ朽ち果てていくんだ

"Walking the line between life and death"

 ただ生と死の間を歩きながら

 

(コーラス2)

"Moving on from dusk 'til dawn"
 夕暮れから夜明けまで歩き続けた

"Passing by the years"
 何年も歩いてきた
"It's dust to dust for you my friend is near"

 だが結局ちりとなり終わるだけなのさ

 

(コーラス1)

"Moving on from dusk 'til dawn"
 夕暮れから夜明けまで歩き続けた

"Passing by the years"
 何年も歩いてきた

"It's dust to dust for you my friend from here"

 だが結局ちりとなり終わるだけなのさ

"It's dust to dust for you my friend from here"

 ちりがちりとなるだけさ

 

 

 

ばっちい噂、という変わった名前のメタルバンドのVicious Rumors。
いわゆる正統派ヘビーメタルということで知っている人もいるかもしれませんが、まあ基本的にはメタルというジャンルの中ではそれほど有名なバンドではないでしょう。

 

このアルバムは彼らの中では評価が高いと思いますが、個人的にはこれだという名曲がないのが弱点だと思います。

特にやっぱりコーラス (サビ) が地味だと、なかなか記憶に残りにくいかもしれません。

そんな中で、私がお気に入りの曲がこの Dust to Dust なのです。

 

メタルという音楽の良い点として、いわゆるAメロ (ヴァース) の部分から盛り上がれる曲が多いことにあると思っています。

この Dust to Dust はとにかくヴァースのギターリフがかっこ良くて、コーラスが地味だけどまた聴きたくなるし、ふと曲が頭に浮かんでしまう、そんな曲なんですよね。

ギターソロもそんなに盛り上がるわけでもないし、演奏に関して言えばこのアルバム内でも素晴らしい曲が他にありますが、だけどもこのアルバムから一曲となると、私はこの曲になってしまうんです。

 

堂々と歌い上げるこの素晴らしいボーカルはカール・アルバート (Carl Albert)。

1995年に自動車事故でお亡くなりになります。

まだ32歳でした。

だがきっと彼は天国でこう言っているでしょう、人間の人生などちりの様なもの「dust to dust」だと。