出典: https://www.metalkingdom.net/album/elegy-manifestation-of-fear-586

 

Unorthodox Methods (ELEGY のアルバム「Manifestation of Fear」より)
作詞: Ian Parry


"Danger lurks in every place"
 常に危険が待ち構えている

"A mother fights to protect her child"
 母は子のために戦う

"Tradition stipulates its way"
 常識に従うべきだと

"It's easy for them to say"
 口先で言うのは簡単だろう

"Influences all around"
 だがこの母と子の周りの環境は

"Hard to change, creatures of habit"
 変えることのできない異常な世界

"Sacrifices must be made"
 犠牲が必要な世界

"A few white lies she must tell"
 だから彼女には生きるために小さな嘘が必要だった

(ブリッジ1)
"The pressure lay on her shoulders"
 彼女が抱える負担はあまりに重く

"Decisions unfair"
 この世はなんて不公平なんだ

"Desperately seeking comfort"
 彼女は絶望から這い上がりたくて

"Searching for strength not there"
 ありもしない希望を探しているのに

(コーラス)
"Have no fear"
 恐怖を抱え込むな

"Unorthodox ways, unorthodox methods"
 普通じゃないやり方、普通じゃない生き方

"Alone and afraid, different from others"
 他人と違う人生は孤独で恐ろしい

"All alone"
 完全なる孤独

"She carries the strain, the future uncovers"
 彼女の運命は呪われている

"Hide your tears"
 だが涙は見せるな


"Years of hardship and of pain"
 困難と苦難の毎日

"Corruption lingers in all the dark corners"
 腐敗にあふれた街

"Her efforts are in vain"
 彼女の努力は無駄だった

"His perception of life has changed"
 息子の人生観はゆがんでしまったのだ

"Don't waste your time"
 だから覚悟を決めろ

"He's lost, it's time to pray"
 彼は道を誤ってしまったんだ、もう祈るしかないんだ


(ブリッジ2)
"Stupid to point a finger, she isn't to blame"
 一生懸命生きてきた母を責めてはいけない

"Believing that life will bring him strength"
 彼女はただ彼に強さが宿ることを信じている

"The courage to find his way"

 そう彼自身の人生を歩む勇気を

 

(コーラス)
"Have no fear"
 恐怖を抱え込むな

"Unorthodox ways, unorthodox methods"
 普通じゃないやり方、普通じゃない生き方

"Alone and afraid, different from others"
 他人と違う人生は孤独で恐ろしい

"All alone"
 完全なる孤独

"She carries the strain, the future uncovers"
 彼女の運命は呪われている

"Hide your tears"
 だが涙は見せるな

 

(コーラス)

(コーラス)

 

 

オランダのバンド 「エレジー」 のコンセプトアルバムの一曲目です。

そもそもこのバンドがそれほど有名ではないし、その中でもこのコンセプトアルバムは暗い雰囲気だし一般受けしそうではないので、この曲「アンオーソドックス・メソッド」が好きという日本人自体がかなり少ない気がします。

 

私個人の勝手な見解であってもこの曲を名曲と言って良いものかちょっとだけ悩みましたが、私にとってはなぜだかクセになる曲でして、時々何かの拍子で頭の中で再生されてしまう名曲なのです。

 

日本人でも、当たり前で王道のことをオーソドックスと言ったりします。

だから当たり前な方法は、オーソドックスなメソッド。

しかしこのアルバムの主人公の母は、王道ではない方法で生きているのでアンオーソドックスなメソッドなのです。

Different from others (他の人々とは違う) なのです。

 

詳しい情報は歌詞に出ていませんが、母子家庭で貧困の状況です。

そしてとにかく歌詞から感じられるのは孤独であるということです。

イギリス人であるボーカルのイアン・パリーが、いつの時代のどこの国を思い描いているかはわかりませんが、貧しい母子家庭ということで近所から白い目で見られているのか、いずれにしても生活を支えられる社会保障もない状態で、金銭的にも精神的にも追い詰められている母を歌っているのでしょう。

 

さて、派手さのないこの曲ですが、やはりボーカルのイアンが素晴らしいのは間違いない。

曲の雰囲気とあいまって、悲しいけど、この母には強く生きていって欲しいという感情にさせられてしまいます。

そして私はこの曲のギターソロが大好きなんですよね。

だからやっぱり私にとっては名曲なんすよ。